労働許可付きの滞在許可証(学生・ワーホリ除く)を持っている外国人への特権として
自国の運転免許証をフランスの運転免許に切り替えができる制度がある。
フランスでは免許証の更新がない。そして、EU圏内でそのまま運転ができると言うメリットもある。
ただし条件がある。
一番最初の滞在許可証所持中(通常1年間)
かつ
滞在半年以上
つまり、一般的にはフランス入国半年以上一年未満のうちにその手続きを行なわないと
その権限は失効してしまう。
私の場合ちょっと特殊な例で、新しくゲットした滞在許可証の期限が若干半年に足らない4月末日で切れてしまうためギリギリのタイミングの先日手続きに行くことにした。
手続きは、18区の警察署。学生の滞在許可証申請・更新の場所と同じ。
運転免許切り替えに必要な資料は以下とHPでも確認。
*自国の運転免許証のオリジナルとカラーコピー2部
*運転免許証のフランス語翻訳(大使館もしくは法廷翻訳に限る)
*証明写真2枚
*滞在許可証オリジナルとコピー2部(パスポートでも可能)
*居住証明になるような直近3ヶ月以内のEDFのファクチュールもしくはAttestationなど
*申請用紙
翻訳のお願いで大使館に先日で向いたとき
「パリでの申請は最近厳しくなって、翻訳のほかにレター(確実に証明してますと一筆)をつけないとつき返されるから、レターも添付しておきましたよ」と言っていた。
書類も点検し完璧な状態で午前10時に警察署へ。
すると、運転免許申請フロアはすでにカオス状態。私のように切り替えのガイジンもいるだろうし、一般のフランス人もたくさんいる。
第一関門の受付にて、持参した資料をチェックしてもらう。
受付の人に
「住居証明でアナタの名前のものはないの?」と聞かれる。
そう、EDF(電力会社の住居証明)の名前は夫君の名前である。銀行や家は共同名義だが、そのたもろもろは夫君の名前で登録しているのだ。
私「夫君の名前で支払っているから、私の名前の証明書はないよ」
受付「アナタの名前の居住証明がないとダメです。働いているなら給与明細とか、家族手帳でも良いわ」
私「必要書類に書いてないから持って来てない!!!!ココ(HPをコピーした紙)に書いてないでしょ!」と押し問答。結局受け付けの人に「マダム、ダメなのよ、義務だから」と。
今まで滞在許可証の申請でも居住証明はEDFで問題なかったのでいささか不服だったが、仕方ない。
何時まで受付しているか聞くと、「16時までやっているけど、人が多いのでその日のうちに申請ができるかどうかわからない。できれば他の日に、朝8時半からやっているから朝一番、もしくはお昼までに来て」とのことだ。その時点で10時半。
来週末には滞在許可証の期限が切れてしまうし、なんとか取れた平日の休み。もう休みなんて取れない。今日中に申請しておかないと、運転免許を取得するのに何十万も払ってフランスで自動車教習所に通わなければならなくなってしまう。
これは意を決して給与明細を自宅に取りに帰ることにした。
家から18区の警察署まで片道45分。どう考えても正午までは無理だけどできるだけ急ぎ足で頑張ってみる。
自宅で必要とされそうな書類一式のコピーを取ってマッハで警察署へ。
なんとか12時15分に到着。
すると、さっきより人が増えている。
第一関門の受付には30人くらい並んでいる。
やっと順番がまわってきたら、受付の人は「さっき来たよね?」事の顛末を話したら笑いながら「じゃ、給与明細だけ見せて」と言ってすんなり受け付け番号をもらう。
この時点で12時半はとっくに過ぎている。この日何も用事がなければあとは手持ち無沙汰ながら待つだけなのだが、日本から知り合いが来ていて14時から観光に付き合うRDVがあったのだ。
さすがに14時の待ち合わせには間に合わないだろうと一足先に電話で時間と場所変更を告げる。
待てども、待てども、番号札の順番がなかなか回ってこない。。
結局最終的に16時過ぎに順番が回ってきた。
その場で再度資料提出。写真は2枚と記載してあったのだが、「写真は4枚です」と。。
持っていたからよかったものの、予期しない必要物が次々と出てくる。フランス名物と言っても過言ではない。
最終チェックが終わって「アナタの資料はすべて許可されました。
免許証引き取り証を郵便で送るのでまたそれを持って来てください」
その場でもらえるわけでもなく、警察を出られたのは16時半過ぎ。
県によってはその日のうちに手渡してくれるところもあるそうだ。(ブローニュなど)
パリは人口が多いだけに時間がかかるのは仕方がないのかもしれない。
お昼も食べられず、ロビーにあった自動販売機の40サンチームのコーヒーでやり過ごした一日。
どっと疲れが出た。