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2012年9月1日土曜日

ようこそシティの国へ

フレンチ・コメディの中でも3本の指に入るほど面白い作品がある。
(私の独断と偏見だが)

Bienvenue chez les ch'tis
直訳すると「ようこそシティの国へ」2008年公開

簡単なあらすじは、
フランス南部の郵便局につとめている主人公が、妻のためにコート・ダジュール(ニース近郊)への転勤願いを出したのだが、なんと北部ノール県にある「Bergues(ベルグ)」という村へ郵便局長となって転勤することになってしまった。

フランス南部の人々の抱く北部のイメージはネガティブなものばかり。
単身赴任でその土地へ行くことになった。

村に到着後の生活は、かなり訛のあるフランス語や、食したことのない臭いチーズやチコリのコーヒーにやられて辟易するも、悪いことばかりでない。
郵便配達中に一軒一軒で酒をすすめられてベロンベロンになったりと面白おかしく北部の生活の様子が描かれている。(もちろんかなり誇張した描写だと思うが)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

映画の舞台となったBerguesはカリヨンの塔を中心に城壁に囲まれた村。


カリヨンとは(以下wikipediaより抜粋)
他の建築物と一体化されていない単独の鐘楼建築物に演奏用の鐘を設置したもののうち、23鐘2オクターブ以上で鍵盤で演奏する楽器をさし、チャイムやベルと区別される。世界最大規模の野外演奏楽器とされ、日本語では“組み鐘”と訳される。また、カリヨン奏者のことを「カリヨネア」と称する。
ベルギーとフランスの56の鐘楼が「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録されている。


せっかくなので上に上ってみた。

一人2.6€也。狭い螺旋階段はすれ違いできません。

カリヨンはこんな感じでした。
映画の中では地元郵便局員扮するダニー・ブーンが奏者も兼ねてました。

この木枠部分の外に出てみた。



赤い瓦で統一された村。塔を中心に円を描くように村が成り立っている。


舞台となった郵便局。
リアルにそのままの状態で存在している。




郵便局員専用入り口より。


映画のおかげで一躍有名になった村でもあるが、歴史的にも探ってみると面白い地域なので平日にもかかわらず観光案内所には人が集まり、村の歴史散策ガイドツアーの参加者もたくさんいました。
映画の舞台となった村や街を散策すると新たなる楽しみが出る。また見直してストーリーはさておき、「あ、あそこだ」「あそこ歩いた!」と言うのも楽しいし、散策中も「○○がここを歩いたのかな。」とか「○○もこの手すりにつかまったとか」いうのもまた面白い。
ex.フラヴィニーのジョニーディップの件など

観光案内所のお姉さんは対応が優しくて好印象でした。

ちなみに、この映画日本では公開されてない。面白い映画なのでぜひ日本語訳が出て公開されたらいいのになぁと思う。
※オサレじゃないから日本の若い女子には受けないと思うが。。フランス映画=アメリ派の人は・・・ねぇ。

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2012年8月10日金曜日

泉の街 Aix-en Provence

イエールで数日間海三昧の日々を過ごした後。

最終日は、マルセイユにレンタカーを返す前にAix-en Provance(エクサンプロヴァンス)に立寄ることにした。

南仏プロヴァンスと言えば
Avignonアヴィニヨン Marseilleマルセイユ Aixエクス の三大都市を置いて語れない(?)

マルセイユ方面から北へ30km。東側にはヴィクトワール山が見える。
高速道路から




エクスは泉の街とも呼ばれる古代都市のひとつで、街の中心至る所に噴水を見ることができる。








苔むした岩からも湧き水が吹き出す。

暑いので、噴水がいささが清涼感を演出してくれる役目も果たしている

もうひとつ有名なのはポール・セザンヌ
出身地であり、晩年もパリから戻りずっと生活していたのである。
彼の作品は現在、世界中に出回っており、ここで見られる作品はたった1点のみだとか。。






この辺りは海風も吹いてこないので暑さは厳しい。
さらに湿気がないためなのか、日差しは日本では感じたことのない強さで
皮膚や目にダメージを与える。
街の一部では人工芝が敷かれて、アスファルトや石畳からの放射熱を妨げる効果があるのかどうか?写真で見る限りは清々しく見えるが、実際はサウナ状態。
学生の頃、ケッペンの気候区分で、世界各地の気候や特色を勉強したが
地中海性気候とはこうなのか!と身をもって知る。
※夏は乾燥し、土壌はテラロッサと呼ばれる赤土で覆われている。オリーブやぶどう、柑橘類の栽培に適した土地である。。。

教科書だけの情報をテスト前に線を引いてなんとか覚えたような覚えないような。
こういうことは実際体験したり見てみないと覚えないのだ。


ブラブラと街を徘徊し、適当に昼食をとる。
 街の目抜き通りに面したアールヌーボ調のブラッスリー

私の場合、お土産はほとんど食品である。今回の旅でも気になるものがいくつもあったのだが、気候(暑さ)の関係で野菜、果物系は却下。その他保存が少し心配なものはこの最終日のエクスで買おうと思ってのんびり構えていたのだが、ここは南仏。
食料品店も昼休みを2時間も取っていて、お目当てのオリーブ類を買うことができませんでした。。。





2012年8月2日木曜日

世界街歩き

イエールの山の方はcôte de provenceと呼ばれるAOCワインの一大産地でもある。
これは見逃すわけにはいかない。

朝食を済ませてそそくさと車に乗って内陸部へ移動。

ワインカーヴの住所を調べたのだがGPSに出てこない。とりあえず
近くまで行けばわかるだろう。。

なだらかな山の裾野ではそこらじゅうがぶどう畑。まだ収穫時期ではないので葉っぱも青々していて清々しい。

道なりに手書きの看板発見。カーヴはこの先100m。。

それっぽい建物も見当たらないが、とりあえず行ってみると普通の民家?

おばちゃんが出てきて、「カーヴに御用ですか?」

どういう経路でここのカーヴを知ったのかを聞かれ、宿に置いてあった
小さな冊子を見て来ました、と告げると
どうぞこちらへ、と言って頑丈な鍵がかけられたふるい蔵の中に案内された。

仕込みの時期にはまだまだ早いので、今回はワインのテイスティングだけのお楽しみ。
このカーヴはBIOと呼ばれる有機農法で作られたぶどうからワインを製造しているドメイン。年に数回フランス各地で開かれるワインのコンクールでも金賞、銀賞と数多くのメダルをゲットしている。
蔵の中は出荷を待つワインでいっぱい

côte de provenceはロゼワインが有名。白もまあまあ。

テイスティングスタンドに2011、2010年のロゼ、白を出してくれる。
ロゼや白は新しい方が断然フレッシュで香りも高いような気がする。
希少な赤も飲ませてもらったが、こちらはちょっと私の口には合わなかった。

ロゼ、白をそれぞれ購入。

年に数回パリでも行われるsalon du vinワイン見本市にも出店するのか尋ねた所今の所その予定はないとのこと。結構美味しかったのでそれはちょっと残念。

※Domaine de la Tuilerie
Route de Pierrefeu  83400 Hyère-les-palmiers



イエールは海も素敵だけど、街も素敵。
緩やかな坂の向こうに旧市街の入り口。カラフルな建物が南仏を全面に押し出している。

旧市街に入ると、狭い通路には地元の人向けの食料品店に混じって可愛らしい南仏土産屋も。


中心はやっぱり広場。カフェが軒を連ねるお決まりの光景。


建物の周りはブーゲンビリアで彩られてつい写真を撮ってしまう。


街の中心を抜けてさらに坂道、階段を上りきった所に周辺を見渡せる展望スポットを発見。南仏らしい赤い屋根が特徴的。

自動車も入れない道がくねくねと坂道になって続いている。

また街の中心まで降りてきた。右側が時計のある塔。カフェのパラソルで日差しをシャットアウト。早く冷たいビールが飲みたい!

お疲れさまでした。

大人のヨーロッパ街歩き(BSー日テレ)にて8月20日放映予定。




2012年7月20日金曜日

島とクルーズを楽しむ

今回の旅の一番の目的は島。

マルセイユからまた地中海沿いに東へ100km程度の場所にイエールという町がある。そこから船でポルクロル島を目指す。


雲一つない快晴。海はべた凪。久々の船にテンション上がりっぱなしだ。


イエールのジアン半島の突端にポルクロル島行きのフェリーが出ている。
小さな船着き場のある港は海の色がエメラルドグリーン。

2階の展望デッキ席をゲット。短いクルーズを楽しもう。

いざ出航


夏場は繁忙期で30分に1本の割合で船が出ている(お昼休憩時は除く)

島に到着後はすぐ腹ごしらえ


いわしのグリル

島は一般車両の乗り入れが禁止されてるので、マウンテンバイクを借りて散策する。

目的は島で一番綺麗なビーチなのでそこを目指して走らせる。
ノートルダムビーチ

この島はリゾートアイランドなので、金持ちのクルーザーが港には係留され、綺麗なビーチの沖にもたくさんのクルーザーが停泊している。

今年の初泳ぎはポルクロル島。透明度の高い海に大満足。

アイス売りのお兄ちゃんがビーチ沿いに来る。
あまりの暑さにアイスと飲み物を買いに走る。。

蝉がジージーとうるさいが一足先に夏先取り。


この島ではワイン用のぶどうが栽培されている。


気がつけばあっという間に17時を過ぎている。


島の中心にちょっとだけお店とカフェレストランがある。
帰りの船に乗るまでアイスを食べて待つ。

手作りアイスがおいしい。

島は各種いろいろな花が咲き乱れる美しい景観である。

島の港より









2012年7月17日火曜日

リュベロンの鷹巣村とラヴェンダー畑

今回の旅、海がメインではあるがその前に訪れたい場所がある。
その為にレンタカーをしたというのも過言ではない。

アヴィニヨンから東の方角にリュベロンと呼ばれる地域がある。
この辺りは自然公園で保護されており、山並みが絶景を醸し出している所で
小さな村々が、その山肌にへばりつくように存在している。
その姿は「鷹の巣村」とも呼ばれる。

マルセイユから100km。高速をおりて、地元民しか通らないようなガタピシ道路を進み、山道に入って数分突如その光景が現れる。
Gordes ゴルド
季節によっては朝もやがかかって、まるで天空の城ラピュタの様に浮き上がって見えるらしいが、この日は午後15時過ぎの太陽絶頂時。
暑い、暑いといいながら村へ入る。
村の中へは専用の駐車場に預けなくてはならない。車を置いて村の中を散策してみる。
村の広場 左に見えるのは古い城跡

おきまりの土産屋
車はもちろん通れない

眺望スポットから下界を見下ろす


フランスにはこのような村がたくさんあり、その中でも秀逸なものは
「フランスの最も美しい村」に選ばれるのだ。
このゴルドももちろん選ばれている。

旅の初っぱなから買うお土産もないため、次の目的地へ。

ここから車で5分、10分行った所にある超有名どころ。
「セナンク修道院」

カレンダーあるいは写真集、絵はがき等々で見たことある人は多いのではないかと思うが、私もいつだかのANAのカレンダー6月の写真を見て「ここを訪れてみたい!」と思った。


古いロマネスク様式の修道院の前に広がるラヴェンダー畑

何年か前、北海道旅行したとき、まだ富田ファームでは咲いてなかったので今回リベンジ成功ということで。
ラヴェンダーのシーズンってピンポイントで短く訪れる時期が難しい。




みつばちもたくさん飛んでいて、ラヴェンダーはちみつも売られていた

本格的バカンス前、しかも平日だというのに観光客はかなり多い。

写真で見ると爽やかに見えるが、実は気温35度。この辺りは乾いた大地なのだ。


今日の宿はマルセイユ。
またもやマルセイユに舞い戻り、ビールで乾杯。

旧港に面したレストランのテラスにて

おつまみ

いかソテー
いわしのグリル

今回の旅食のテーマは
海産物祭り

2012年7月16日月曜日

太陽ギラギラ南仏へ

6月の末にプチバカンスを取って南仏へ行ってきた。
今年の北仏は(もちろんパリを含む)は冷夏ですでに秋突入といった感じ。
朝は15度以下ってことも多く、日中も20度いけばまぁまぁ。ほぼ毎日午後は大雨が降ったり、雹が降ったり。

そうなると、やはり太陽の光を浴びたい=南仏
という公式が勝手に頭の中に浮かんでくるのだ。

今回の目的地はイエールという街。
なんだかんだ毎年行っている南仏だが、ここの謳い文句は
年間300日の晴天日
これにまずノックアウト。寒々としたパリから来るのにはもってこいの好適地だ。

場所は、プロヴァンス地方とコートダジュール地方のちょうど中間の出っ張った部分に海が面しているところ。

旅行はまず旅の計画を立てる楽しみがある。
どうやって現地に入るか。できるだけ低予算かつ快適に行きたいのは皆一緒。

自宅から車
実質交通費はガソリン代と高速代のみだが、1000km離れているのでどこかで一泊のロスタイムが生じる。体力的負担が大きい。
時間的余裕や途中で気に入った街にも立寄れる利点。

TGV
時間的制約あり。早めに予約をしないとかなり高い金額になってしまう。
体力的負担は軽い。ダイレクトに現地入りできる。

飛行機
時間制約あり。現地には一番早く到着できる。早めに予約をしないと高い金額。
市街地に出るのに面倒。

バス
価格は一番安いが、体力的負担大、時間制約がかなりある。


いろいろ計算して、我が家の今回の旅スタイルは
TGV(新幹線)と到着駅にてレンタカーを借りることにした。

どこの駅を起点にするかが一番重要で、これによってまた値段に雲泥の差がでてくる。
TGVの本数が多く、かつ低価格プランの予約が間に合ったのは「マルセイユ」
フランス第二の都市だけに電車の本数も多く、低予算で行くことができるのだ。

マルセイユ駅前広場にて

南仏めぐりに車はかかせない。
電車で行ける街の散策&史跡巡りもいいが、車でしか行けない山奥の崖にへばりつくような小さな村を見たり、巨岩群を見たり、ワインのカーヴを見たり南仏ならではの自然を楽しむアクティビティしないともったいない。

レンタカーは一番小さなタイプで5日間160ユーロで借りることができた。
フランス国鉄SNCFのサイトからhertzやavisなど選択できる。