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2012年11月9日金曜日

仕事の合間に

朝は8時から夜は9時過ぎまで作業をしていた。
ほとんどの時間工房内で過ごす。

モロに男の職場。
そこにポツンと配属された。

女性で、しかも日本人ということもあってか珍しさもあってか最初はいろいろと質問攻めにあうが、名前で呼び合う程フレンドリーに接してくれた。
皆さん、私よりもだいぶ年上のおっちゃん世代。家族の話を楽しそうに話してくれたり、「ちゃんと眠れたか?」「ごはんはちゃんと食べているのか?」と何かと気にかけてくれたり、すんなりと仲間に入れてくれた。そのおかげで仕事はハードでもあったが、工房に行くことが楽しみになった。

昼休憩は1時間半。皆さん車、自転車通勤のため家に帰って食事をとる。私の場合はオーナーさんたちに食堂に連れて行ってもらうか、一人で食べに行くかのどちらか。
村の食堂は昼時は満席。客はほぼ男性。ワイン業に従事している人、土木工事関連の人、大型トラックの運転手がほとんど。そして多くの客はトラックやバンなどの車でくるのにもかかわらず、ワインを頼む。
※フランスではグラス2杯までOKというが、、今年から飲酒運転の基準が厳しくなっている。

毎日日替わり本当のフランス家庭料理。(店のマダムが料理担当)
前菜のサラダいろいろ
 この日はポトフ



昼休みに村を散歩してみた。

小学校低学年くらいの女の子がいろいろ話しかけて来てくれた。

パリにはいない素朴な感じの(若干アオッパナをたらし気味)彼女は
自分の家を案内してくれようとしている。。。

「村の中心はどこ?教えてくれる?」と聞いてみると
あっちだよー。ついて来て!とはりきって道案内。

役場の目の前に教会。

「入れるの?」と聞くと、多分。。。。とあやふやな答え。

ドアはこっちだよ、と言われたのでとりあえず中に入ってみることにした。

案外中は広く荘厳なパイプオルガンも設置してある。

しーんと静まり返った教会にひとり佇むのもなんだか落ち着かず外に出ると
もう誰もいなかった。

土産物屋らしき売店もやってないし、資料館もやってない。
教会

役場裏のBacchus(バッカス)像

静かでのんびりしたいいところです。

2012年11月7日水曜日

ワインの村

仕事でワインの一大産地に滞在していた。

当初パリから車で行こうと考えていたが結局電車で行くことに。
この後滞在中、車で来なかったことを激しく後悔することになる

TGVと在来線を乗り継ぎ醸造所から一番近い駅に着いたのは夜。

醸造所のオーナーに電話で到着した旨を伝えると、今忙しいのでタクシーで来てくれと。

駅前は真っ暗。タクシー乗り場はひとつあるがもちろん停車しておらず。
パネルに書かれている電話番号は5つだけ。片っ端から電話するが生憎出払っていて行けないということ。
仕方なく再度オーナーに電話をして迎えに来てもらった。

真っ暗な中ぽつんと一人小一時間待つ。しかしパリとは違って知らない土地だが、田舎過ぎて悪人とおぼしき人もおらず怖さはない。




車で15分程度(といっても真っ暗な中ほとんど車の通らない道路を100km/hで飛ばす)で醸造所到着。一通り説明を受けた後、夜食事する場所なんぞあるわけもなく、、オーナーのご好意でご家族と一緒にご自宅にて夕食をいただくことになった。


仕事はいろいろ大変な面もあったが、それ以上に得るものも多くて貴重な体験をさせてもらった。
覚書程度に少しずつまとめてかいておこうと思う。





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2012年11月6日火曜日

昔のパズル

先月の話。

街の中心地でフリーマーケットが開かれたので散歩がてら行ってみた。

これがほしいという明確な目的物はないのだが、ぶらぶら歩いて品定めするだけでも楽しい。

とあるブースに古びたおもちゃをいくつも発見。

その中に、ほこりをかぶったレトロなパズルを見つけた。

エッフェル塔と凱旋門。それぞれ10ユーロと言われた。
言い値で買うのも何なので、値段交渉。
8ユーロでストップ。もう一息。どうしてもエッフェル塔のがほしい。

そこにどこからともなく中年男性が現れて、値引き合戦に参戦してくれた。

そのムッシュは凱旋門のパズルがほしい。

最終的に6ユーロずつで決着。


外箱はうっすら汚れているが当時のカラー写真のプリントだ


エッフェル塔の説明書つき


当時(1968年)の高い建物
東京タワー、クライスラータワー(NY)、エッフェル塔


1968年製



現在のエッフェル塔。ほぼ同じポジションで撮影してみた。

現在は、観光客も何十倍、何百倍にもふくれあがり、町並みもモンパルナスタワーが見えるように若干変化はあるが、基本的な公園の構造やオブジェは今も変わらず。

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2012年10月13日土曜日

ヨーロッパで食べられるタイの麺

ヨーロッパで食べられる麺の話 第二弾

ヨーロッパと言ってもフランス限定の話になってしまうのだが、
一般のスーパーでもアジア諸国のインスタント麺が手軽に手に入るようになっている。原産国を見ると、マレーシア、タイ、が多く、アジアではないがモーリスなども多い。

正真正銘の日本製インスタント麺は日本人商店に行かないと手に入らないのだが、日本メーカーのEU原産のもの、もしくは香港製の出前一丁などは手に入る。

最近気に入っているのが「WAIWAI」のトムヤム麺*エビ味 (タイ製)

スーパーで5個入り3ユーロ弱。他にもいろんなフレーバーがそろっている。
インスタント麺のパッケージって結構豪華な写真が多いのだが、インスタントごときでこんなに豪勢に作る人ってのはなかなかいないだろう。

パッケージ裏には作り方が載っているが、どんぶりに湯を注いでフタをして完成と。。どこにも具材を乗せたレシピは載っていない。



麺は細くて量は少ない。エビエキス入りの油と粉末スープ付き


我が家にはインスタント麺に使うようなエビは常備していないのでカニかまで代用。
フクロタケもないのでマッシュルームで代用。ロマネスコも入れてみる。コリアンダーがあればもっと雰囲気が出たかもしれないが、これもないのでイタリアンパセリを乗せる。


昔なつかし、駄菓子屋で売られていた「ブタメン」に似た食感の安っぽい麺。酸っぱ辛いスープ。日本のラーメンとは全く違う趣で異国情緒たっぷりのお味。

青ネギと半熟卵だけというのも結構イケル味なのだ。


ちなみにこの麺、日本でも売られているようだ。
それっぽい具をたくさん足して、お手軽トムヤムクンを自宅でも再現できる。



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2012年10月10日水曜日

移動遊園地

フランスにはテーマパーク化した遊園地が少ない。

その代わり、季節ごとに大きな公園には
移動遊園地がやってくる。

パリには東にヴァンセンヌの森、西にブローニュの森という市民の憩いの森があり、
春からバカンス前にかけてはヴァンセンヌに移動遊園地、バカンス真っ最中の夏はパリのど真ん中チュイルリー公園に移動遊園地。そしてバカンス後の秋にはブローニュの森の空き地に移動遊園地がやってくる。

移動遊園地の利点は、入場料を取られないこと。
もちろん、何かのアトラクションで遊ぶ場合にはお金は必要だが
ぶらぶらと散歩するのには面白いスポットである。


ちょっと本格的な射的/薬莢のくず(地面に落ちているブルーの残骸)
犬も自由に入って来れる移動遊園地。


クレーン車を改造したようなアトラクション。
やっぱり若い子たちに人気。逆さの状態で雄叫びが聞こえる。


ちびっ子限定水球?
昔、風雲たけし城であった「コリントでポン」にそっくり。

一番人気のアトラクション。日本の遊園地にある空飛ぶじゅうたんのミニ版。
ほぼ小学生独占。中にはいい歳した大人も。
最初はノリノリなのに、途中から顔色が悪くなって無抵抗になる人が必ずいる。

 右側はお化けやしき。
奥の正面に見えるのはエッフェル塔。

映画アメリではニノがお化け役で働いていました。


トラップの館。様々なトラップを超えてゴールまでたどり着かないといけない。


子供向けから絶叫系まで各種アトラクションのほかに、
UFOキャッチャーやコインゲームの小屋。
忘れちゃいけない、クレープや甘いもの屋台。
Caféスペースも。
そして、キャッシュディスペンサー小屋まで設置されている。

ちなみに
普段この遊園地のある場所は凧揚げに最適な空き地。
週末には移民たちがグループを作ってBBQやピクニックをしている場所だ。

その人たち、遊園地ができても相変わらず何事もなかったかのように
アトラクションの裏手でBBQをしている。。。



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2012年10月8日月曜日

凱旋門賞2012 結果報告

毎年恒例の凱旋門賞詣で

今年の日本の期待の星オルフェーヴルはどうかな?


2週間ほど前に開催されたフォア賞ではぶっちぎりの一着。

本番の凱旋門賞では芝の状態が良ければ念願の日本馬初勝利も夢ではないと言われていた。

しかし、


先週は雨も多く、さらに前日の土曜日は午後から夜中まで雨が降り続いたので
馬場の状態が気になるところ。


10月7日 日曜日、晴れ

気温15度。小寒いが、日差しが結構きつい。

午後14時半にロンシャン競馬場に到着。carte d'invitation招待状を持っているので
スルーで入場。
※一般入場はいくらかの入場料が取られる。ただし女性で帽子着用の場合は無料

16時25分レース開始まで、持参したビールを飲んだりパンを食べたりして作戦を練る。といってもだいたい賭ける馬は決めているのだが。


さて、いざ馬券を買う段階になって、長蛇の列。。
刻々とせまる出走時間。
馬券を買うか買わないかで面白みが全然違うので、どうしても買いたい。
馬券購入の際、チェックシートを提示して買うこともできるし口頭で単勝/複勝、馬番などを伝えて買うこともできる。
直前までモタモタしているオッサンが窓口であれやこれやややこしいことを言って馬券を買ったりするのでなかなか列が進まない。
もう、自分の前で窓口が閉められるのではないかという恐怖感。
ギリギリセーフで馬券購入

すぐさまいつもの場所で見る。



ラスト直線でオルフェーヴルが先頭を走っていたのだが、最後の最後でペリエの騎乗のソレミアに抜かれ惜しくも2着。

馬番10 ソレミア

実はあまり期待をしていなかったオルフェーヴルだけど、日本びいきということで
複勝にかけておいたのが運のツキ。
ちょっぴり勝たせてくれてありがとう。





ちなみに、ソレミアは単勝43倍。。


凱旋門賞はヨーロッパ最大の競馬のひとつとされている。

普段はここロンシャン競馬場でもジャンバーにスラックスもしくは釣りジャンにダボっとしたジーンズ姿のオッサンが競馬新聞片手にレースに夢中になっている姿が見られるのだが、毎年10月第一日曜日だけは、真?偽?ブルジョワジーがたくさん押し寄せる。かつてヨーロッパ競馬はブルジョワジーの遊びであった。その名残が今この時期にかいま見れる。
男性はびしっとスーツで決めている人も多いし、女性は奇抜な衣装と帽子で正装。

帽子売り場

凱旋門賞の日だけ、シャンパンBARが設けられたり、賞金の出資国のカタールのイベントブースなんかも登場する。




最近では日本の馬が出場するのに伴い、日本人観光客が一段と増えた気がする。
そのためか、日本語案内や馬券の買い方も日本語で教えてくれるサービスがあるらしい。
またパリ凱旋門賞見学ツアーなる団体ツアーまで登場しているようだ。
パリ旅行のきっかけがスイーツでもグルメでも、ブランドもの買いまくりツアーではなく、競馬を見るというのはなかなか面白いと思う。




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2012年10月5日金曜日

喫茶店事情

言わずもがな、フランスには数多くのカフェと呼ばれる喫茶店がある。
1960年代には200,000件もあったカフェは今36,000件にまで減少している。

飲み物スタンドだけのカフェ、tabac(タバコ屋兼)のカフェ、レストランと見紛う高級なカフェ、さらに最近ではインターネットカフェは当たり前、マンガカフェもパリには存在している。

先日、博物館めぐりの最中に昼食をカフェでとることにした。
カフェやレストランなどの飲食店が密集しているエリアで、めぼしい所を探す。
個人的な勘では、午後13時過ぎにほぼ満席に近い状態の店は良好なことが多い。

そこそこ混んでいる店に目が止まった。メニューボードには

Plat du jour: Confit de Canard 10€
今日の定食:鴨のコンフィ 

カフェで食事をする場合、定食を頼むのが一番。なぜなら注文が多く入る分、仕込みも多いし早く出る確率が高い。


出てきたのはこちら。
定番はサラダといもの付け合わせ



ぬ。ぬ。ぬるい。。肉がぬるい。。



本来ならレンジで温めてと店員にお願いするのだが、
混んでいる上、女性店員さんが一人でフロアの切り盛りをしていて
頼んだ所でまた時間がかかるのが予想されたので諦めた。


自宅近くのよく行く店では鴨のコンフィは定番メニューで、9€50。
熱々だし、皮はパリッと焼かれていて、サラダはもっとふんわり。
揚げ芋はハーブがかかっている。


久々に痛恨のミス。
普段行かないところでごはん処を探すのは困難を極める



一人めしだったので周りを観察すると、向いのテーブルに4人組のアメリカ人観光客。4人そろってスープを注文した。


汗ばむほどの暑さはないが、半袖でも大丈夫な気候。
メニューには「オニオングラタンスープ」が書かれていた。


私は、ふと、

オニグラって秋から冬のメニューじゃ??と思った。


観光客がたくさん来る地域であれば
物見遊山で名物料理、そんなに高くないオニグラでも食してみるか。

という人も多いのかもしれない。




案の定、店も混んでいるしそのメニューを頼む人は皆無なのでずいぶん待たされていた。
しびれを切らして、一人が

スープはまだですか?
と店員に聞くと、もうちょっと、あと2分。。

しかし、実際よく考えてみると、スープが仕込んであればそのまま器にそそいでだせるはず。


この展開どうなる?と思って、見ていると

カフェカウンターのバーテンが、スープの器らしきものを人数分用意して、
コーヒーマシーンの横にある熱湯の出る吸水口に器を持ってきたかと思うと
お湯を入れ始めた。

最初意味がわからなかったが、ひらめいた。

インスタントスープの素をお湯で溶いているのだ


私からはその作業は丸見えで、しかし、その観光客らはおそらく見えない位置に。
まぁ、4人で話し込んでいるから見える位置だとしてもあまり関係はないが。。


その後どうするかと思いきや、トースターでチーズを乗せて焼かれたパンを器に浮かべていた。。。。


はい。出来上がり。お待ちどうさまー


と無事に席に運ばれた。



そこそこの金額をとるビストロやレストランなら
メニューに書かれているものはほぼ、自家製だろうが
(自家製と思いたい)
街のカフェクラスとなるといささか怪しい。

本日の定食や季節柄よく出るメニューに関しては
仕込んでいるかもしれない。

しかし

今回のような季節外れのメニューの場合

たくさん仕込んだ所で採算がとれないものは
インスタントに頼らざるを得ないのかもしれない

冬ともなれば自家製にするカフェも出てくるだろう

ガイドブックや人のブログなどで

パリに来たらオニオングラタンスープは外せない

と書かれていることも多い

5ユーロくらいで、美味しければインスタントやレトルトでも許す
しかし、それ以上の金額なら考えものだ。



上記で紹介した鴨のコンフィ

時間もかかる面倒な料理だ。
低温のラードに5〜6時間、じっくり火を通していく。
実際に自家製でつくるとすると10ユーロでは出せないと思う。
※材料単価ではなく、手間賃的に

なぜ10ユーロで出せるのかというと、ほとんど
レトルトか缶詰なのだ

それを温めて、フライパンでカリカリに皮の部分を焼くだけの手間

でも安いし美味しいから許す



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