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2012年6月21日木曜日

病気 医者にかかるの巻

今月はすこぶる体調が悪い。
思い当たる節はたくさんある。
明らかにストレスに起因していると思われるが、症状をなんとかしないといけないので医者にかかる。

まずかかりつけ医の予約を取って診察を受ける。

フランスの場合、近所に「かかりつけ医」なるものを作っておかなければならない。いわばホームドクターのことだ。
町のあちらこちらに薬局があるので、そこで「médecine généraliste」ジェネラリストと呼ばれる一般医を紹介してもらう。
かかりつけ医は日本のような開業医と同じではあるが、様態は少し異なる。
パリの場合は普通のアパルトマンの1室が診療所になっているが診察室には看護士はいない。キャビネと呼ばれる診察室には消毒薬などもない(と思う、見たことがない)。診察は問診、血圧、心音、喉の状態をみる、痛みのある部分を触診など。
それを総合判断して、風邪のような軽い症状であれば処方箋がでておしまいだが、ほかの病気が疑われる場合、その先生が紹介する「laboratoire」と呼ばれる専門の検査機関等で血液検査を受けたり、X線やエコグラフィー検査をそれぞれ受ける。
先生は検査機関を紹介してくれるが、結局は自分でそこに電話をして予約をしなければならない。
laboに電話をすると誰先生の紹介か?何の検査をするのか?などなどいくつか聞かれ、予約日時をもらう。
その結果を持って再度ジェネラリストのところへ行って診断を受ける。という手順。

処方箋が出たら町の薬局で薬を買う(保険適用のものが多くお金を払わなくてもOKな場合が多々ある)

今回はエコグラフィー検査を受けることになったが、その予約が取れたのが一番早くて7月の第一週め。その頃には病気も治っているかもしれない。

以上すべてフランスの一般的な診察システムだが、日本人向けに日本人のお医者さんも「アメリカンホスピタル」というところにいらっしゃる。
通称アメホスと呼ばれるこの病院は言わずと知れた「セレブ病院」で診察はもちろん、検査、入院なんてとんでもないくらい高額で有名だ。
有名人や富豪と呼ばれる方々のための病院といった感じ。
日本人のお医者さんにかつて2回ほど診てもらったこともあるが、なかなか親切でよく聞いてくれるし、細かく説明もしてもらえる。ただし診察料はかかりつけ医のおよそ3倍。保険で払い戻しもあるが、やっぱり庶民にはお高いので駐在員向けなんだろうなぁと思ってしまう。


医療用語などのフランス語は辞書に載っていないのでインターネット、特にwikipediaなどを駆使して調べまくった。疑われる病気のことが書かれているフランス語のサイトをコピーしてそこに自分の症状も書き出してそれをもとに話すようにした。









                                                                        

2012年6月11日月曜日

運転免許取得

4月末に期限内ギリギリ申請した運転免許切り替え騒動から早1ヶ月。
予想外に早くconvocation(引取証)が家に届いた。

平均2ヶ月、地域差にもよるが、半年、それ以上たっても返事が送られてこないケースもあるようだ。
申請時に一悶着あったり、何時間も待たされたから、convocationくらい早く出してもらわないと割に合わない。と思ってしまう。

さて、警察からの手紙には持ってくるものを併記してある。
期限内の滞在許可証
運転免許のオリジナル
自分の名前入りの各種証明書
convocation

引取は平日の朝8時45分から夕方15時まで
仕事をしているから、行けない。。でもすぐ欲しい。

どうにかこうにか時間を作って先日やっと行ってきた。

昼過ぎに着いたが案の定待合室はカオス状態。
一般の運転免許交付待ちの人から、切り替え申請の人、身障者用運転免許、国際免許などなどあらゆる免許に関わることを請け負っているセクションだけに人の数が半端ない。第一関門の受付で用件と資料のチェックが入る。
資料がそろっていないと門前払い。また待合室に人が溢れ出すと、「今日はこんなに人がたくさん待っているから明日以降の午前中に来てくれ」というようなことを言われるパターンもある。前回訪れたときも「午後は受付できないかもしれないから早めに来い」と言われたのだ。

簡単なチェックをしてもらうと、受付番号がもらえる。
その番号が呼ばれるまでひたすら待つ。待つ。待つ。

周りの人もイライラするのか、独り言でブツブツ言う人も。
こんなの予想されていたので、私は本を持って行って読む。
しかし、本も読み終えてしまう。。。

12時過ぎに出向いて、3時半に個々の対面式窓口にて再度資料提出。

さらに、、、1時間待つ。。。

やっと、運転免許証が手に入った。

申請時に5時間、今回も4時間半。 もはや警察に軟禁されたと言っても過言ではない。

この免許証のすごいところは、EU圏内ならどこでも運転可能なのである。
さらに更新がない。
来年か再来年にはカード式になるような話もでているが。。