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2012年9月27日木曜日

ヨーロッパで食べられる日本のインスタント食品

週末に買い出しに行く郊外の大きなスーパーマーケットで
アジア食品コーナーが一角に設置されていた。

仰々しくASIATIQUEと看板に掲げられているが、実際はタイと中国の調味料や米、麺類がメイン。
日本のものはというと、Nissinのカップ麺と袋麺がメイン。しかも製造国は日本ではなくmade in EUと書かれている。問い合わせHPのアドレスからするとどうやらドイツ製ぽい

Nissinのカップ麺はパリ市内の普通のスーパーでも売られている(もちろんmade in EU)のだが、今回はお初
SOBA
ひとつ1.40€(140円程度)今回二つ買ったら0.70€割引になった

SOBAと書かれているのに写真はソース焼きそば。
Classiqueなそばということは日本そばなんじゃ?と思ってはいけない。
赤文字で日本焼きそばと書かれている



裏に英・仏・独語で作り方の説明が書かれているので従う。



麺は普通のインスタント麺。ソースとトッピングの青ネギが少し。




具が寂しいので、コーン、キノコ、プラス青ネギ、ハム追加。

一平ちゃん風にマヨネーズをトッピングしてみた。


日本でインスタント袋麺の焼きそばはほとんど食べたことがないので味比べができないのだが、一平ちゃんとかペヤングソース焼きそばと比べても遜色なく美味しい。
具材をかなりトッピングした為というのも否めないが。

おいしければ
日本製でなくてもイイのだ








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2012年9月24日月曜日

貴族の館

オサレ地区として人気の高いマレ。

この中心にドンと構えるのが通称カルナヴァレ博物館(パリ歴史博物館)である。
もともとは16世紀に建てられた貴族の館だったが、1866年にパリ市が買い取りその後は博物館として歩むことになった歴史ある館なのだ。
位置づけとしては東京で言えば、江戸東京博物館といったところか。



中世のパリ、フランス革命、ベルエポックのパリの展示が中心。

まずは19世紀を中心とする展示。

店の看板やオブジェなど

パリ市内にこういった看板を掲げる店は少なくなったが、アルザス地方やドイツの方面にはまだまだこのような趣のある看板のかかった街が見受けられる。


貴族の館だけに、部屋も展示


時代は遡ってアール・ヌーヴォー様式の部屋(19世紀後半から20世紀初頭)


この他にもルイ15世の調度品を展示した部屋等々見所がたくさんある。

この博物館はガイドブックにも載っているのでここであまり紹介しないが、個人的にはパリで3本の指に入る見所ある観光スポットだ。
人それぞれ面白いと感じる点は様々なので絶対評価ではないが、私の場合軽く見て回ったと思って1時間半かかる。

かなり盛りだくさんな内容なのにここもやはり無料。


貴重な展示品が山のようにあって、日本でこの規模の博物館なら確実に1000円は取るだろう。

個人的にはマレを訪れる際はお手洗いも借りられちゃうのでマストな博物館なのだ。









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研究所を訪ねる

フランスが誇るノーベル賞受賞者のひとり マリー・キュリー 
日本ではキュリー夫人と呼ばれ、数々の功績は書籍化されている。
子供の頃にキュリー夫人の伝記を読んだ人も多いだろう。

ポーランド出身の彼女はパリでの苦学の末、物理学学士資格を取得、その後夫とともに放射能の研究においてノーベル物理学賞、そしてラジウム、ポロニウムの発見、研究において一人でノーベル化学賞とふたつのノーベル賞を受賞。

研究、研究の日々に明け暮れたその研究所を見てみたい。

5区のパンテオンの裏手側rue Pierre et marie curie(ピエールとマリーキュリー通り)という夫妻の名そのままの通りに面している。

メンテナンス中でしばらく閉館していた研究所だが、9月14日に再オープンしたばかり。
営業時間水曜日から土曜日の13時から17時までと限定。

パリ6大学という数学、化学、物理学等を専門とする理系大学の構内の端に一般公開される形で存在している。





当時の実験装置


実験装置


実験室


裏の棟へ続く階段もそのまま
研究室の仲間で撮った写真そのまま

以下wikipediaより
彼女の実験室はパリのキュリー博物館として、そのままの姿で保存されている。マリの残した直筆の論文などのうち、1890年以降のものは放射性物質が含まれ取り扱いが危険だと考えられている。中には彼女の料理の本からも放射線が検出された。これらは鉛で封された箱に収めて保管され、閲覧するには防護服着用が必須となる。また、キュリー博物館も実験室は放射能汚染されて見学できなかったが、近年汚染除去が施されて公開された。この部屋には実験器具なども当時のまま置かれており、そこに残されたマリの指紋からも放射線が検知されるという。


放射能という単語はいまや子供でも知っているくらいの言葉であるが、実際に誰が発見し、どういう歴史を経て現在にいたるのかを知っているという人はあまりいないと思う。
この機会に今一度知識を深めてみてはどうか。

ただ単にイメージだけで恐れおののくのではなく、正しい知識を身につけた上で何が危険なのか、危険ではないのか。研究過程においてどういった効果(プラス、マイナス)が派生したのかも知っておくことも重要だと思う。


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2012年9月20日木曜日

パリ警察資料館

アパート内装工事に伴う断水のため朝から夕方まで外出しなくてはならなくなった。
なぜなら、炊事、洗濯、トイレ、すべてが不可能である。
こういう時に限って、仕事も外出も、人と会う約束も何もない。

もっと前もって断水のお知らせをくれれば、TGVの安いチケットでパリ脱出を試みたのだが、前日の夕方になってお知らせの紙が貼り出されたのでなんともしようがない。
どうやって暇をつぶすかを考える。


いつも何気に見ているパリ市の情報サイトから「無料」の文字をピックアップ。

今回は博物館を3つ巡ってみることにした。もちろん無料。


Musée de la préfecture de police 警察博物館
ここはなかなかレアかつハードルが高い。おそらく日本のガイドブックの類いには掲載されていないだろうから知る人ぞ知る博物館なのかもしれない。

場所は5区。 Maubert-Mutualité からほど近い警察署内。
一般的な博物館は建物が単体で存在しているが、ここはまず警察署内に立ち入らなければならない。
日本の警察署と同じように、入り口付近には数人のポリスが見張り番として待ち構えており、敷地内に入ろうとすると足止めをくらい
どこに行くのか、何の用だ
と聞かれる。

小心者、常におどおどしている者、後ろめたい何かを抱えている者にとっては非常に入りにくい雰囲気なので目の前まで行ってギブアップする脱落者もでるだろう。
しかし、「博物館訪問」の旨を告げればぶっきらぼう簡単に場所を説明してもらえる。

警察署内に入ると、まずは受付があるが、混んでいる場合はエレベーターか階段で3階へ。ここでも署内係員には「どこへ行くのか?」と聞かれる。


署員が使う階段から上がれと言われたので、その通り3階までいくと博物館の入り口にたどりつく。

一見雑居ビルに入っているバーの看板の様相



中に入ると一応受け付けがあり、見たい旨を告げると「そちらです、さぁどうぞ」と言ってもらえる。
17世紀、18世紀の文献や当時の制服を来た蝋人形がいたるところに配置されるというコーナーからはじまって、ギロチンの縮小レプリカや銃なども。


パン屋の営業日規則
ちょっと面白いものを見つけた。パン屋の営業日について記された書類だ。
現在フランスではパン屋の営業日は各市町村により決められている。例えば、A地区には3つパン屋があったとしたら、それぞれの休業日は違う曜日になる。その規則を破ると罰金が生じてしまうというパン屋業界では当たり前のルール。それを管轄しているのはpréfectureであるのだが、ずいぶんと歴史ある規則だったのだ。


こちらは近代警察のコーナー

19世紀末から20世紀にかけての制服や銃、そして牢屋のかぎや手錠などのおどろおどろしいものが展示されている。
パリ・コミューンに関する記述なども展示されているのでパリの歴史好きには興味深いスポットである。


奥に映るのは19世紀の取り調べの様子


博物館の中央は会議室のような一角で、普通に仕事をいている署員がいるので見学の際はお静かに。

ちなみに、この博物館、訪問中他の訪問客はゼロ。
数々の蝋人形や生々しい絵画や写真、武器に囲まれて一人興味の赴くまま歩みを進めた。

博物館というより資料館といった趣だ。

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2012年9月18日火曜日

ヨーロッパ遺産の日

9月15日、16日は journées européennes du patrimoine と呼ばれる「ヨーロッパ文化遺産の日」であった。

フランスでは建築や美術、芸術の歴史的価値の高いもの、普段は隠している公開しない場所などを一般公開して知ってもらう為の機会でもある。
また、普段は入場料を取る美術館などの施設もこの日は無料になることが多い。
人気はやはり、大統領の住まい、「エリゼ宮」だろう。大行列は間違いなしだ。
ヴェルサイユ宮殿もこの日ばかりは無料ということもあって相当な混雑は避けられない。

私もほぼ毎年何か見学に行くことにしている。
昨年は 都市交通博物館 
年2日しか開いていない激レアな博物館。見る価値は大でした。

今年は、結構人気 Hôtel de Ville de Paris パリ市庁舎 に潜入。

東京で言えば東京都庁にあたる行政機関で、ベルトラン・ドラノエ氏が市長を務めている。

外観はいつ見ても壮大。ヨーロッパ最大の市庁舎
城と言われても遜色ない華麗さ

市庁舎の特別展示室はよく写真展を開催しているので中に入ったことがあるといえばあるのだが、今回は普段は入れない中核の部分の見学ができるとのことで結構な行列ができていた。


入り口は裏側のライオンの銅像のところから。

一回の入場者数を制限しているためトグロ状の行列になってしまうが、飽きさせない配慮か、バンド演奏を聴かせる。

20分程度で中に入れた。TDRのアトラクションに並ぶよりずっと早い。

廊下の窓すべてがステンドグラスだったり
 豪華なシャンデリアがぶら下がっていたり。
天井画も素晴らしい


単なる調度品の見学会かと思いきや、ここはさすがパリ市。
市庁舎を支える職人たちのコーナーも充実。これは暖房器具屋さん。
設置や修理に関して一般市民から質疑応答を受けてます。
 カギ屋さん。
 ドアノブ、カギ穴装飾、かぎなど数々の調度品が使われてます

パリ市庁舎はかなり広いので、途中足がものすごく疲れる。
そんなときに弦楽三重奏の生演奏を椅子に座って聞くこともできる。


天井がで一番気に入った。まさしくフランスを現している。。


シャンデリアのお手入れ講座。

これらの部品がまとまってシャンデリアになる。ここではお掃除方法の指南。





場所は図書室へ。
図書カードを作れば誰でも入れる。※街の図書館と違って専門職のみが作れる図書カード。

重厚な図書室。


場所は変わって、議会室。こういうところでVelib'の施行などが決められたのだろうか?


おまちかね、ドラノエ氏の部屋

実際ここで仕事をする時間はそんなになさそう。。


市庁舎は外装も城のようだが、中もヴェルサイユ宮殿を彷彿とする部屋がいくつもあった。

パリ市庁舎見学会は、クイズラリー形式になっており参加者には抽選で各スポンサーより豪華?な景品が当選する仕組みだ。




フツーに見て回るより、知識も増えて面白い。ナイスアイディア!

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2012年9月16日日曜日

2012フォワ賞@パリ・ロンシャン競馬場にて

凱旋門賞前哨戦「フォワ賞」2012

今年は日本から オルフェーヴルとアヴェンティーノ が参戦。

パドックになかなか現れなくてしびれを切らした所でやっと登場。


オルフェーヴルとスミヨン騎手


馬券は手堅くオルフェーヴルとメアンドルに絞って購入。
人気だけにオッズは低い。


結果は予想通り


レースが終わって表彰式へ向かう


私は競馬に関してはど素人なので、単純に馬券を買ってちょっとお小遣いが欲しい、買ったら嬉しいな程度なのだが、マニア、プロと呼ばれるジャンルの人たちはレース結果のみならずそれに基づいて次のレース展開予測をするのだろう。

第五レースのニエル賞も遊んで、結果はトントン。
本番の凱旋門賞が楽しみだ。

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2012年9月13日木曜日

大人向け市民講座と職業訓練

毎年9月と2月にパリ市主催の大人向け市民講座、職業訓練の申し込みが行われる。学期が9月スタートなので、9月は前期、2月は後期という順番だ。

科目の多さ、それに価格の安さもあり大人気。しかしそれに比例して倍率もかなりのもの。今年2月に申し込みしたが、あいにく定員オーバーのため入れなかった。
今回もまたリベンジ。

申し込み方法は、最寄りの区役所に出向き市民講座カタログと申し込み用紙をもらう。インターネットのHP上でも講座の内容確認はできるので、予め決まっている人は申し込み用紙のみもらう。これは必須。(2月申し込みの場合はネットからダウンロード可)
今回の申し込み期間は9月3日〜10日まで。先にも述べたように、講座はいずれも高倍率のため先着順にて締め切ってしまうところもあるようだ。ただ、何日かしてから申し込んでも入れたという人も案外いるもので、その講座の内容によりけりなのだと思われる。何はともあれ初日に申し込むというのが肝心らしい。

区役所は朝8時半から開いている。10時前に行くとすでに行列ができているではないか。カタログ配布だけでなく、講座についての相談コーナーも併設されておりその順番待ちで列になっているのだ。

300ページ以上にもなるカタログをペラペラめくってみて見るとネットで予め調べておいた講座の他にもなかなか面白そうなものがたくさんある。

日本語講座


情報処理講座

語学関連、マルチメディア、各種職人養成講座、多種多様で選び放題だ。
一応、申し込み&参加資格水準があるのでそれを考慮しつつ選ぶ。

申し込みは、郵送のみ。
申し込み用紙に記入して、急いで郵便局へいって投函。
結果は来週までには到達するだろう。


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