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2012年11月27日火曜日

2012晩秋ワイン探索

Salon des vins des vignerons indépendants

小規模生産者のワイン見本市が11月22日〜26日までParis porte de versaillesの展示会場で開催。

このイベントはパリでは毎年3月と11月に開催されており、スーパーやチェーン店に並ばない生産者のワインを一般市民に買ってもらおう親しんでもらおうというような意味合いを持っている。

フランス各地から1000以上ものドメーヌが集結。

以前買ったことのあるアルザスのドメーヌから毎回招待状が送られてくるのでそれを受付に渡すと試飲グラスを貰える。
※招待状などない場合は、チケット売り場で3ユーロ払う。

土日は恐ろしく混雑するので金曜日の午後一人で出かけた。

ゆっくり試飲できるかと思いきや、結構混んでいるので買いたい産地のものだけを重点的に見ることにした。

1スタンド1業者。丸い看板が産地ごとに色分けされておりそれを目印に動く。
全然人のいないスタンドもあれば、黒山の人だかり的に群がっている所もある。
シャンパーニュとブルゴーニュのモンラッシェとかシャンベルタン、ロマネ、ボルドーのサンテミリオン等々「高い」ことで知られる産地のワイン業者のスタンドは人気。
買うか買わないかは別として、試飲してみたいという欲求は誰にでもある。
入場してしまえば試飲は無料なので良い品を産出する土地のものを試す良いチャンスでもある。
ま、実際の所買うことを前提として試飲したいが。


さて、今回私が買おうと決めていたのはCAHORS(カオール)とCHABLIS(シャブリ)
CAHORSはトゥールーズの北の地域。かなりコクのある力強い味と香り。赤ワインだが、カオールの黒と呼ばれるくらい濃い。
シャブリはブルゴーニュ地方で産出される白ワイン。安心して飲める白。

カオールはsud-ouest(南西)と表示された看板を目印に探す。スタンドで試飲させてもらい、気に入れば購入する。
たいてい2、3種類(2008、2009、2010)というように年数別や樹木(古木)など試飲させてくれる。同じ土地なのに年数で全く味わいが異なり、また古木(樹齢50から100年)では香りも増したりとなかなか面白い。こういうことが
ワインにはまるきっかけなのかもしれない。



丸い看板には生産者と地域がわかりやすく表示されている
白い部分にはドメーヌ名とAOC
Moulin à Vent(ムーランナヴァン)
オレンジの部分は地域名
Bourgogne/Beaujolais(ブルゴーニュ/ボジョレー)
その下の丸いのはコンクール受賞歴
以上を手がかりにお目当てを探す仕組みである。

スタンドは同じ地域が重ならないようにランダムに構成されている。

色とりどりだが、お目当ての色を探して行けば大丈夫。


会場にはサンドイッチやハム屋台も並ぶので、おなかがすいたら買うこともできる。



お目当てのスタンドが見つかったら早速試飲させてもらう。
↓こんな感じ
こちらから指定しない限り、まずお値段の中間クラスのものからグラスにそそいでくれる。そこから、もうひとつ上のクラスへと高い物を試飲させてもらえる。
それから、安いものを試飲すると高い物がより美味しかったと感じる。
売り主テク
中→高→安の順に試飲させて
中または高を買わせる
買い手は味に納得した上で購入する訳なので、買わせられるという表現はちょっとおかしいが、そんなカラクリがあるなぁと毎回思わせられる。


試飲する前に、どんな味や香りが好み?と聞かれる場合もあるので、伝えておくと自分好みのワインから試飲させてくれる。生産者にどんな畑で収穫されるぶどうなのか、とか年数によってどんな味の違いがあるのか、などなど質問すると的確に答えてくれるのでわざわざソムリエさんと一緒に行かなくたってイイ。そのワインは生産者が一番良く知っているのだから。


バラ売りでも購入できるし、1箱/6本入りのカートン買いもできる。会場にはコロコロ付きの買い物カートや台車持ち込み可なので持って行くと便利だ。


 カオールのワインはあれやこれや、4−5軒廻ってやっと好みの味を見つけたが、
シャブリは一発で発見。

 1軒につき2種類以上は試飲させてもらい味比べをするので、購入までえらい時間がかかる。一人で行ったが、帰る頃にはすっかり夕方。
よっぽどのワイン好きでもない限りは、うかつに人を誘って行けないな、、と。


シャブリ


戦利品抜粋


ワインに合うおつまみもつくらなくちゃ。

2012年11月22日木曜日

たこ焼き

先月、夫君が日本から「たこ焼きマシーン」を入手してきた。


東京出身の私達がたこ焼きを食べる機会は、お祭りのとき。
ごくまれに、ショッピングモールに入っている銀ダコをテイクアウトするくらい。
好きな味ではあるけど、全く日常化していない軽食だ。

パリに、2年ほど前?たこ焼き屋さんがオープンした。
私はまだ未体験だが、オープン当初テイクアウトしてみたという夫君は
「家に帰ったらたこ焼きがべちゃっとつぶれて球体じゃなくなってた」とプンプン怒ってた。また、利用した他の友達の評価も散々だったので、私はいまだ利用しようとは思わないのだ。

早速マシンを利用してたこ焼きを作ってみることに。日本の電熱式のため、こちらで使うには変圧器にプラグを差し込んで使う。

まず、一番肝心な「たこ探し」。

日本では当たり前の食材だが、こちらではなかなか見つけられない。
たまにマルシェでクターとなった生のたこが売られているが、決して安くない。
たこのおつまみがたまに売られているが、オリーブオイルとお酢でしっかりマリネされている。こちらの希望はゆでたこ足
週末にいつもでかける郊外の巨大ショッピングモール内のスーパーにやっと冷凍のたこ足を発見。8ユーロもするけど購入。

解凍してぶつ切りにして準備万端。


分量通りの生地を作り、マシンの型に流し込む。
たこ焼きに関してはど素人の二人で、お酒を飲みながら、あーだ、こーだ言いながらたこ乗せて、ネギ乗せて。。
 生地をひっくり返すタイミングがわからず、型に面した部分から火が通り過ぎてひっくり返すも、半分空洞状態のものがいくつも生産されてしまう。

どうにかこうにか仕上げてみた。

このアトラクション性が楽しく、次の週末もチャレンジ。

しかし


肝心のたこが売り切れ


代用は

サンジャック(ほたて)


たこ焼きよりずっと高級食材。。でもこれもなかなか美味しい。


また次の週末もたこ焼き。


またたこ売り切れ。というか、入荷していない様子。

またサンジャック。


早くたこお店に入らないかな。

2012年11月19日月曜日

くまアート

こちらのお膝元の公園で世界のくまアート展が開かれている



世界中のアーティストが、自分の出身国をイメージしてくまにペインティング
お国柄が良く出ていて見るのも楽しい。



日本は??

 じ、じ、地味ー。

日本は、富士山とか、城とか、もしくはマンガやゲームのキャラなんかが
ばーーっと描かれていると予測したのだが。。



うらも渋過ぎやしないかい?


 隣のイタリアと比べたらその地味さがよくわかる
まだ描いている途中なのか?と思わせる感じ。
ドイツ在住の日本人アーティストの作品でした。

日本をイメージして作った作品ということなら、
主張しない人柄お国柄、侘び寂び、地味
そんな雰囲気が読み取れる

でもさ


こういった世界各国のアートが展示されるのだから
これぞ日本!とみんなが知っているような図柄でもっと目立っても
いいんじゃなかろうか、、と思った次第。


くまがスーパーマリオに変身していたらいいじゃない?
キティちゃんでもいいじゃない?
ドラゴンボール、NARUTO、ワンピースのキャラクターでもいいじゃない?
みんな喜ぶし、全世界の人々が知っているキャラクターの発祥って
日本だったんだ
って気がつくでしょ。


空飛ぶじゅうたんの話をモチーフとしたペインティング

 あぁ、あの国かってみんな納得。


これはもう自由の国でしょ。


フランスはこちら

おなかにエッフェル塔がいくつも建っているのでわかりやすい

その他の国も、民族衣装を着せたり、誰にでもわかりやすいその国をイメージできるものが描かれたりしているので
「○○ってこんなところなんだー」「これ有名だよね」
会話が広がる。



観光客も移民も多いパリならでは、その人たち出身国の前で写真を撮る姿がよく見られた。また、お洒落でカッコいい国のくま達の前も写真の順番待ちができるほど。



もっと日本、目立ってほしいよ。


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2012年11月14日水曜日

ボーヌでまたワイン

車で夫君がリヨンまで来てくれたので、帰りは車で。

パリまでのルートはA6という高速道路をひたすら北上するのだが、このA6通称
La Route du Soleil 太陽の道

と呼ばれる。
リヨンまではA6で、リヨンからマルセイユまではA7という高速道路でつながり
まさしく南仏に太陽を追っかける道路という意味なのかも知れない。

この高速道路は、観光名所、見所、遊びどころ盛りだくさんの地域を通るためバカンス時には大渋滞を引き起こすことでも有名。

帰る道すがら、もうひとつ個人的なミッションがある。

ボーヌに立寄ってカーヴでワインを買って帰る


ボーヌという街は、ブルゴーニュワインで有名な土地のひとつ。11月第三日曜日には「栄光の3日間」というワインのオークションが開かれるので有名だ。

中世の貧民の為の病院。この病院のぶどう庭園で作られたワインもオークションに。
Hospis de Beaune
屋根の模様が特徴的。ブルゴーニュ王国の証。富豪の家や施設はこの模様の屋根。


今回は、3度目の訪問。
前回はボーヌワインの醸造所をやっている宿に泊めてもらったので街にもなんだか愛着がある。

リヨンから車で1時間程度で到着。
カーヴ見学と試飲購入は予約制の所が多い。今回予約なしで入れる所を聞くと2件紹介してもらったのだが、生憎午後のオープン時間まで滞在することが難しい。仕方なくワインショップでオススメを聞いてそれを購入。

昼食は、前回も訪れたお気に入りの店
L'air du temps


ボーヌの赤をもらう


うずらのソテー黄ワインソース
 夫君チョイス 地元原産のシャロレー牛のステーキ赤ワインソース

〆はカフェグルマン

突然大雨で土産物屋兼本屋で雨宿り。
なんと
神の雫フランス語バージョン
パリの大きな書店のマンガコーナーでは見たことがあるが、こんなところにまで!

あの大げさな表現は突っ込みどころ満載だが、私もかなりハマって読んでいたので
ちょっと嬉しくなりました。



 2週間ぶりのパリはやっぱり大都会でした。

渋滞。。

お疲れさまでした。

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2012年11月13日火曜日

リヨンで散財

村での日程、ミッション完了後リヨンに3日間滞在してからパリに帰ることにした。

在来線に乗って、リヨンに到着するとビル、ビル、ビル。大都会だなぁと思ってしまう。

ちょうど秋のバカンスと重なったので、夫君とリヨンで待ち合わせ。

宿泊先の近くは住宅街と商店街。
リュミエール兄弟(映画フィルムを初めて作った人物)
の映画博物館の建物が見えます。右


村に滞在中は仕事が結構キツかったので、予めリヨンで疲れをとってから帰宅しようと決めていた。ネットでスパ付きの宿を予約。
そして、リヨンでは昨年訪れたレストランに食べに行こうと、仕事日程の後半からはそればかりを考えて過ごしていた気がする。

そのレストランは「Le Nord」ル・ノール
天下のポール・ボキューズがプロデュースしているレストラン。
昨年訪れた時は平日のランチ時、しかも開店直後という時間だったためか、予約なしですんなり入れたのだが、この日は祝日。
12時半頃行くと、すでにほぼ満席状態でしかも、来店客はすべて予約済みの人ばかり。
「予約ありますか?」と聞かれ、「ない」と答えると
今すぐは無理だが、13時45分なら席の用意ができるということ。せっかく来たので小一時間界隈で暇をつぶすことにした。

前回は平日のお得なランチメニュー(前菜+メイン、もしくはメイン+デザートでセット価格)があったのだが、祝日ということでノーマルなメニューのみ。お値段も単品でセット価格をほぼ上回る。
たまには贅沢もいい、、働いたんだから!と散財開始。

白い糊のかかったナプキンはテンションが上がります

食前酒はキール
ワインはボジョレー/Georges Duboeufからfleurieをチョイス

寒いのでまずはオニオングラタンから
これが正統派

 夫君チョイスのステーキタルタル(フレンチを代表する料理のひとつ)


 この地方特産のブレス鶏の白ワインクリーム煮込み
 ブレス鶏は地鶏でトップクラス。パリでは高くて食べられないので。。

〆はカフェグルマン

平均2時間半かけて食事するよなぁ。。

今回もおいしゅうございました。


さて、スパを予約したが水着が必須とのこと。持ってきていないので急遽調達に行くことに。
街の中心にあるショッピングセンター内に大きなスポーツショップがあるので、水着があるか聞くと、丁度残りものセールをしている。
上下で8ユーロくらいのものをゲット。

久々のサウナとジャグジーを満喫しすぎて、逆に疲れがたまってしまった。。


旧市街の丘を望む場所から
バイバイ リヨン またね。

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2012年11月12日月曜日

ワインのテーマパーク



日本で一番有名?かも知れないフランスワインのラベル


ボトルのネックにかかるラベルのマークと胴体の花柄模様が特徴的な
Georges Duboeuf ジョルジュ・ドゥブッフ

このジョルジュ氏の工場と畑を構える一帯がテーマパークとなっている。
Hameau Duboef
英/仏/独語
http://www.hameauduvin.com/

施設入り口はお洒落なカフェ

休日の午後連れて行ってもらった。

ざっくり言うと、ワイン製造工場見学と、ワイン博物館、アトラクション乗り物とお決まりの土産屋がまとまってひとつの集落になっている広大な施設だ。


入場料はお高めの19ユーロ(試飲3種類込み)

工場見学から。昔使われていたという貨物用の駅からpetit trainに乗ってぶどう畑の真ん中にそびえ立つ工場へ向かう。

工場の屋根からぶどう畑を見る。


ここで製造工程を勉強。その道のプロ同行のためわかりやすく解説してくれる。
これはヌーヴォーが入っていたタンク。 大きさは5〜6メートルで2段構造。
中身はすっかり空。
ほとんど日本へ旅立って行ったようです。


こちらは、ヌーヴォーではないワイン製造過程の樽

湿度を一定に保つ為に定期的にミストシャワーが吹きかけられている


工場見学を一通り終えると、昔のポスター展示や酒場の様子が蝋人形で展示されている古き良き時代へタイムスリップさせてくれるゾーンへ


工場見学を終えると再度petit trainに乗って博物館とアトラクションのある建物へ

超近代的なワイン博物館

昔の道具などどうやって使っていたのかを説明してもらえるので
逐一感心してしまう。

次は各種アトラクションのコーナー
1.ぶどう畑を作ってきた行程の人形劇(子供向け)
アメニモマケズ、カゼニモマケズ、カミナリニモマケズ、ブドウの木を大事に大事に守ってきたetc


2.この博物館のあるボジョレー地区の村々の地理&歴史おさらい(映像解説)

ヴァンダンジュと呼ばれるワインの為のぶどう狩りとワインと料理を題材にしたミュージカル風映画を3Dメガネをかけて見る。ヴァンダンジュってこんなに楽しいのよーとアピールする感じ。ポール・ボキューズも出演。

そしてお待ちかね2012年今年から導入された体感型アトラクション
3.Ready?Go!

ミツバチがボジョレーの村々、山々を探検しながらワインの表現にあるいろいろな香りを集めてくるのを実態感するというアトラクション。
空撮された映像に合わせて乗り物がリアルに動く。急旋回、急降下、急上昇をはじめ自分が空を飛ぶような感覚を味わえる。

最後はお待ちかねの試飲タイム

3種類選んで試飲(生ハムのおつまみつき)
今回は、レニエ、モルゴン、シェナスをもらって飲んでみる



豪華でピッカピカの試飲所兼ブラッスリー

最後は土産物屋で絵はがきとワインジャムを買う


本当に楽しい工場見学とテーマパークでした。

特にミツバチのアトラクションはオーナー夫妻にも好評だったようでいろんな人に「面白い」とアピールしていた。


19ユーロの入場料は若干高いかなと思ったが、これだけ遊んで見て満腹。
全然高くないと思う。

リヨンからも近いので、リヨンなどに滞在する場合は少し足を伸ばしてくる価値は大だと思う。
また行ってみたいと思う。




2012年11月10日土曜日

紅葉

10トントラックに乗せてもらって山の上の醸造所に連れて行ってもらう機会があった





あいにくの天気だが、山がすべてぶどう畑。
まさに黄金の丘
晴れた日は遠くアルプスの山々、モンブランも見えるのだとか


宿泊先の裏




 初雪も降った。その後ぶどうの葉は赤に。そして数日後茶色に。


地元で有名な山の上から