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2011年8月29日月曜日

la vie quotidienne de France  和食れすとらん

パリのど真ん中に「日本人街」がある。
ラーメン屋、うどん屋、すし屋、惣菜、たこ焼き、食料品店etc.
和食に拘りも愛着もあまりない私はあまり訪れないエリアだ。
しかし人によっては毎日ごはんでなきゃダメというカタブツこだわり派や肉・いも・パンに飽きた旅行者、はたまた熱狂的日本ファンのフランス人でにぎわっている。

今日は、日本でさえ滅多に食べない「うなぎ」を食べようということで「野田岩」という東京都港区に本店を置く老舗へ、うな重を買いに行った。
もちろんその場で食事しても良いのだが、まずはちょっとお財布にやさしいテイクアウトで味を確かめてみよう。

日本人街のメインストリートからは少し離れたところにお店がある。


前もってお店に電話をし、昼の12時頃うな重2個取りに行きます、と伝えておいた。

お持ち帰りはうな丼、うな重がそれぞれ3つのランクで値段わけされている。
今回は中間サイズのうなぎ蒲焼200g「Fuji」をチョイス。
うなぎが200gって言われてもどの程度なのか食べなれないのでよくわからない。
値段は15€(日本円で1600円程度)
普段の昼食を外食するのを考えるとちょいと高い。しかし、ラーメン屋でラーメンと餃子のセットを頼んで12€。。と考えるとまぁうなぎだしむしろお得かなと納得する。

日本でうなぎ=中国産というイメージが強いがここはオランダ産らしい。
セーヌ川にもうなぎがいるくらいだからヨーロッパ全域にうなぎがすんでいてもびっくりはしないが、どんなお味なのだろうか?

評価は人それぞれだが、私はもう少し脂が乗っていたほうがよかったかな。たれは関東風のしょうゆ味。もう少し甘いタレでもいい。
さっぱりしたうな重でありました。








la vie quotidienne de France インドの祭り

もう、かれこれ何年もインドに行ってみたいと思っているが、私にはまだまだハードルが高く、足を踏み入れられないでいる。

ところが、パリにもインド人街が存在している。今はもっぱらその辺りを徘徊し、インド人でにぎわうインド料理屋で食事をし、インド・スーパーマーケットで香辛料や紅茶を買って楽しんでいる。

毎年8月最終日曜日に大インド祭り=「fête de la ganesha」ガネーシャ祭りが開かれている。ヒンドゥー教のお祭りだ。
本場インドではもちろん盛大に、世界各地に広まったインド人居住地区でも行なわれているのだ。

意外なことかもしれないが、パリにもヒンズー寺院が存在している。

インド人街はパリの北、18区と10区にまたがって存在している。パリ在住者や詳しい人は「あぁあの辺ね・・」と思われるだろう。駅で言うとstrasbourg-st-denisからgare de NordそしてLa chapelleにかけて。一般的にツーリストエリアではないのでgare de Nordの駅付近以外では観光客はほとんどいない。こちらとしても積極的にお奨めするエリアでもないと最初に断っておく。

HPを確認すると山車の巡回は11時から15時と書いてある。
昼過ぎに最寄り駅の2番線La chapelleに到達すると、そこはもうインド・カオスの世界。


インド風神輿をロープで引っ張る様子。


そこらじゅうで、ココナッツを叩き割る儀式が行なわれる。

孔雀の舞


色とりどりのサリーを身にまとった女性たち。


インド商店の飾りつけ。


インド人たちは(ヒンズー教徒の人たち)は紙皿にてんこ盛りにして無料配給されているカレーを道端で食べている。それがなんとも美味しそうだが、無宗教の私がその思し召しを受けるのははばかられる。
そのエリアでよく行く料理屋があるので、そこで食事をしようと思ったら案の定大行列。
残念ながらあきらめた。

異文化祭りもなかなか面白い。

2011年8月21日日曜日

la vie quotidienne de France ありそうでなかなかないもの

夫がグローブをもらってきた。
キャッチボールをしたいのだが肝心な「BALL」がない。
それなら買いに行こう・・ということでパリ市内の大きなスポーツ用品店に行ってみた。
大手販売店は
DECATHOLON(デカトロン)とGO SPORT(ゴー・スポーツ)がある。
どちらもパリ市内や郊外、地方にたくさんの店舗を構えている。

念のためホームページで取扱商品を確認すると野球グッズに関してはデカトロンのみ。
それならば、、と市内のデカトロン数件見に行くが売ってない。
在庫がないどころか、野球コーナーさえ見当たらない・・・。
この国では野球の認知度がまだまだ低いのか、スポーツの仲間にさえ入れてもらえてないようだ。
柔道のコーナーはあるのに。
日本ではなかなか見つけられない乗馬コーナーは充実してるのに。

デカトロンはインターネット通販もあるので、私は「ネットで買えば楽じゃん」とアドバイスするのだが、実際に硬さを確かめたいらしいのでその案は却下。ついに全パリ市内の店舗で見つけることができず、郊外の店舗へ。
パリ市内とは桁違いの大きさの店舗。ここならあるだろう・・と探すが見つけられない。
店員に聞くとその店の在庫管理DBをPCで開いて確認してくれたのだが、やはり「注文」になってしまうということ。つまり在庫ゼロだ。

番外編として、偶然見つけた野球のボールがある。
それはギャラリー・ラファイエット(パリのデパート)のみやげ物コーナーで売られていた
エッフェル塔やら凱旋門の絵がプリントされているもの。10ユーロもするが、まさに野球ボール。しかし、これを使うのはもったいない。誰が買うのだろうか?アメリカ人?
在庫がたくさんあった。

数日前、夫が「今日はお土産があるよ」といいながら真新しい野球ボールを嬉しそうにレジ袋から取り出した。
今までノーマークだった東側のパリからちょっと出たところにあるやや寂れた感のあるデカトロンで見つけたとのコト。5.99ユーロ。650円ってところかな。

久々に夏らしく30度は越えたと思われる炎天下の公園でキャッチボールをした。
・・・しかし私は今までキャッチボールをしたことがない。
ま。そのわりには結構できたんじゃないかなという評価をしておこう。




2011年8月12日金曜日

la vie quotidienne de France 故障、さぁどうする?

ついに?!今のアパート滞在5年目にして洗濯機が壊れた。
大家さんが用意してくれていた洗濯機。入居時まだ綺麗で新しかった。

フランスでは洗濯機に定期的に「石灰取り」というお手入れをしないといけない。
日本は水道水が軟水のため、例えば蛇口や湯沸しポットなど常に水に触れる部分に石灰が白い塊のようにこびりつくということはない。ところがヨーロッパの多くの地域は水道水が「硬水」。ミネラルやカルシウム分が多く含まれており石灰が付着するためこのお手入れをしないと機械故障や詰まりの原因となる。
食器やさほど重症でない白いこびりつきは酢で取れる。

石灰取り(calgon)はスーパーの洗濯洗剤コーナーで売られており必須アイテムになっている。
我が家も定期的に使っていたのだが、私がフランスに戻り、3回目の洗濯時(脱水時に)異常音を発した。
機械の中の何かがモゲ取れてさらに引っかかるような摩擦音。
ガガガ、ガランゴロン、キーッキッキッキッキッキッ・・・

おかしいなと思いつつそのときは無事に脱水が完了したのでそのままに。

次の日、また同じように洗濯機を回して最終脱水時、同じような音がして、今度はついに脱水ができず止まってしまった。

仕方ないので、洗濯物だけ取り出して回してみたものの、中の水が排水できない状態で回転途中で止まってしまう。
形式としてはドラム式の横入れ方式なので、ふたをあけスポンジでたまっている水を吸出し、それで回すと超高速回転できる。が、おそらく機械中にこびりついていたと思われる石灰の塊が砕けたものがポロポロ出てくる。異常音はきっとこの石灰がどこかに当たって崩れ落ちた音なのだ。
ではでは、中におそらくたくさんこびりついている石灰を強力な「石灰取り」を使って溶かそうじゃないか、と思って強力なジェルタイプの「Calgonカルゴン」を買ってきた。
※これでアナタのマシンも新品同様に・・なんて文言が書いてある
それ+酢も入れてみる。数時間に1回軽く回して、24時間放置。これで大丈夫?!
石灰の屑がポロポロ面白いように出てくる。しかし、排水できない。。
まだまだ何回かやらないとダメか?
先週1週間、1日おきにチャレンジした。しかし、一向に排水できず、スポンジで水を取り出す始末。
洗濯物は仕方なく手洗い。。こういうときに限って相方が病気になり、洗濯物が増える。
熱で汗をかいたためシーツ、布団カバーなど大物は3軒隣のコインランドリーへ。

ここまで排水ができないということは、排水ホース付近で何かが詰まっているとしか考えられない。外国製の家電取り扱い説明書はなんとも簡単な図解と使い方しか載っておらず、役立たず。修理に出すにもバカンス真っ最中という悪条件のため、いつ出せるかわからない。ましてやこの石灰がらみの修理代は高いとも聞く。
それならいっそ、新しいものを買おうか、、。家電ショップに見に行ったら一番小さい型でさえ500ユーロ以上もする。ア・イ・タ・タ・タ・・・

備え付けの家電のため、大家さんが負担してくれるなら良いのだけど、そういうウマイ話はあるのだろうか?これまたバカンス中のため、連絡付かず相談できず。

便利さに慣れた住民には辛い仕打ちだ。

2011年8月1日月曜日

la vie quotidienne de France ギョギョっ 釣りセンター

Maison de la Pêche et de la Nature
直訳すると、「自然と釣り会館」

ここにはパリ管轄の釣りライセンスを発行している釣り協会があり、その名からすると、わりと大きなセンターを構えているような雰囲気がある。
ホームページで確認すると、そこには「淡水魚のみの水族館」が併設されているとのこと。
セーヌ川に住む魚やその他生物の展示や生態の解説などがされている唯一の水族館ということでさらに気になる。昨年から行ける機会を伺っていたが、なかなかチャンスがなかった。
というのも、毎日やっているわけではなく、バカンス以外の一般開放日は「水土日」のみ。しかも時間帯も変則的だ。そして、肝心なのはバカンス中は休み。。またもやハードルの高いセンターなのである。

センターが長いバカンスにはいる直前の先週土曜日、やっと行くことができた。
ホームページによると、ガイドツアーや釣り教室も開催され、イベント満載風にやっている雰囲気であったので、土曜日だしチビっ子ばかりで、さぞ五月蠅い 賑やかだろうと思っていた。

それらしき建物の入り口から覗くと、水族館という雰囲気はなく、キンギョ屋か熱帯魚屋かと見間違える。来客者の気配なし。

入り口に小さな小窓があり、そこに一人おっちゃんが座っていて、私たちが(来客者が来た)ことにひどくびっくりしていた。

入場料3.5€/personneを払って中に入れてもらうと、まず足元に錦鯉ゾーン。錦鯉といっても政治家の家の庭にいる立派なのじゃなく、街の銭湯などの中庭にいる小さいやつ。。

おっちゃんが、図解パンフレットを持ってきて説明してくれる。
壁にはセーヌ川で釣られた巨大なまずや鯉の剥製が飾られ、そのニスで塗られた光沢がギラギラして余計に気色悪い。



小さな水槽には、よく釣れるペルシュという淡水魚が泳いでいる。


ザリガニコーナーや亀水槽もあり、昔住んでいた町の商店街にあった金魚屋を思い出した。
暇さえあればその金魚屋に「金魚見せてくださいー」って行ってたことが、いまだにこの淡水魚やザリガニを見ていて飽きないという基礎になっているのか。。

昔の釣具の展示もある。古い竿やリール、昔の釣り写真も。


最後は、セーヌ川の上流から下流、河口域までの魚を水槽ごとに分けて展示。
あまりに誰も来ないからか、今日はガイドツアーの日ではないのに、おっちゃんが逐一魚の解説をしてくれる。ありがたや。

本当に暇だったのだろう、展示されているうなぎの動きが鈍いので、

いまからつついて動かすからよーく見てな」

と水槽裏の小部屋に入り、うなぎの入っている水槽を動かして、穴に隠れていたうなぎはにょろにょろと全身を見せてくれる。
うなぎの説明はやけに熱心で、おっちゃんの最終的な結論としては
「食べると相当うまい」であった。

ここでの目的はもうひとつあり、釣りライセンスを手に入れること。
おっちゃんにライセンス購入する旨を告げると、先ほど払った入場料を返してくれた。