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2012年8月10日金曜日

泉の街 Aix-en Provence

イエールで数日間海三昧の日々を過ごした後。

最終日は、マルセイユにレンタカーを返す前にAix-en Provance(エクサンプロヴァンス)に立寄ることにした。

南仏プロヴァンスと言えば
Avignonアヴィニヨン Marseilleマルセイユ Aixエクス の三大都市を置いて語れない(?)

マルセイユ方面から北へ30km。東側にはヴィクトワール山が見える。
高速道路から




エクスは泉の街とも呼ばれる古代都市のひとつで、街の中心至る所に噴水を見ることができる。








苔むした岩からも湧き水が吹き出す。

暑いので、噴水がいささが清涼感を演出してくれる役目も果たしている

もうひとつ有名なのはポール・セザンヌ
出身地であり、晩年もパリから戻りずっと生活していたのである。
彼の作品は現在、世界中に出回っており、ここで見られる作品はたった1点のみだとか。。






この辺りは海風も吹いてこないので暑さは厳しい。
さらに湿気がないためなのか、日差しは日本では感じたことのない強さで
皮膚や目にダメージを与える。
街の一部では人工芝が敷かれて、アスファルトや石畳からの放射熱を妨げる効果があるのかどうか?写真で見る限りは清々しく見えるが、実際はサウナ状態。
学生の頃、ケッペンの気候区分で、世界各地の気候や特色を勉強したが
地中海性気候とはこうなのか!と身をもって知る。
※夏は乾燥し、土壌はテラロッサと呼ばれる赤土で覆われている。オリーブやぶどう、柑橘類の栽培に適した土地である。。。

教科書だけの情報をテスト前に線を引いてなんとか覚えたような覚えないような。
こういうことは実際体験したり見てみないと覚えないのだ。


ブラブラと街を徘徊し、適当に昼食をとる。
 街の目抜き通りに面したアールヌーボ調のブラッスリー

私の場合、お土産はほとんど食品である。今回の旅でも気になるものがいくつもあったのだが、気候(暑さ)の関係で野菜、果物系は却下。その他保存が少し心配なものはこの最終日のエクスで買おうと思ってのんびり構えていたのだが、ここは南仏。
食料品店も昼休みを2時間も取っていて、お目当てのオリーブ類を買うことができませんでした。。。





2012年8月2日木曜日

世界街歩き

イエールの山の方はcôte de provenceと呼ばれるAOCワインの一大産地でもある。
これは見逃すわけにはいかない。

朝食を済ませてそそくさと車に乗って内陸部へ移動。

ワインカーヴの住所を調べたのだがGPSに出てこない。とりあえず
近くまで行けばわかるだろう。。

なだらかな山の裾野ではそこらじゅうがぶどう畑。まだ収穫時期ではないので葉っぱも青々していて清々しい。

道なりに手書きの看板発見。カーヴはこの先100m。。

それっぽい建物も見当たらないが、とりあえず行ってみると普通の民家?

おばちゃんが出てきて、「カーヴに御用ですか?」

どういう経路でここのカーヴを知ったのかを聞かれ、宿に置いてあった
小さな冊子を見て来ました、と告げると
どうぞこちらへ、と言って頑丈な鍵がかけられたふるい蔵の中に案内された。

仕込みの時期にはまだまだ早いので、今回はワインのテイスティングだけのお楽しみ。
このカーヴはBIOと呼ばれる有機農法で作られたぶどうからワインを製造しているドメイン。年に数回フランス各地で開かれるワインのコンクールでも金賞、銀賞と数多くのメダルをゲットしている。
蔵の中は出荷を待つワインでいっぱい

côte de provenceはロゼワインが有名。白もまあまあ。

テイスティングスタンドに2011、2010年のロゼ、白を出してくれる。
ロゼや白は新しい方が断然フレッシュで香りも高いような気がする。
希少な赤も飲ませてもらったが、こちらはちょっと私の口には合わなかった。

ロゼ、白をそれぞれ購入。

年に数回パリでも行われるsalon du vinワイン見本市にも出店するのか尋ねた所今の所その予定はないとのこと。結構美味しかったのでそれはちょっと残念。

※Domaine de la Tuilerie
Route de Pierrefeu  83400 Hyère-les-palmiers



イエールは海も素敵だけど、街も素敵。
緩やかな坂の向こうに旧市街の入り口。カラフルな建物が南仏を全面に押し出している。

旧市街に入ると、狭い通路には地元の人向けの食料品店に混じって可愛らしい南仏土産屋も。


中心はやっぱり広場。カフェが軒を連ねるお決まりの光景。


建物の周りはブーゲンビリアで彩られてつい写真を撮ってしまう。


街の中心を抜けてさらに坂道、階段を上りきった所に周辺を見渡せる展望スポットを発見。南仏らしい赤い屋根が特徴的。

自動車も入れない道がくねくねと坂道になって続いている。

また街の中心まで降りてきた。右側が時計のある塔。カフェのパラソルで日差しをシャットアウト。早く冷たいビールが飲みたい!

お疲れさまでした。

大人のヨーロッパ街歩き(BSー日テレ)にて8月20日放映予定。