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2011年10月29日土曜日

la vie quotidienne de Japon 白金台の宮家

テレビ、ラヂオ好きの父が何かの番組で
「目黒にある、昔、吉田茂とか皇族が住んでいた家が改修工事されるからその前に一般公開しているらしいよ」と言っていたので、早速インターネットで調べてみると

東京都庭園美術館
がヒットした。

調べると、普段は美術館として公開している部分もあるのだが、全面改装のため10月いっぱいで閉館してしまうとのこと。そのため特別公開展となっていたのである。

その名も「アールデコの館 東京都庭園美術館建物公開」
ヨーロッパでも歴史的に価値のある遺産建物は年に1回公開されるが、そんなイメージを持って行ってみることにした。
ちょうどそのあたりに出かける用事があったので、同じく東京に帰省中の友人を誘って行ってみた。

アール・デコ。漠然とよく聞かれる言葉だが、実際は「何のことやら?何かヨーロッパのハイソな雰囲気を持つ言葉のような感じ」と思う人も多いと思うし、実際私も昔はそう思っていた。
Arts(アール)=芸術 Décoratifs(デコラティフ)=装飾
この二つの言葉を短縮して「アールデコ」。現代装飾ってことなのである。
この言葉が出来たのは1925年パリで行われた現代芸術と産業芸術の博覧会のときで、その当時にもてはやされた直線的なデザインだとか幾何学模様、合成樹脂など新材料で建物を装飾したという系統が大流行して流れ流れて日本へもやってきたのだ。
同じような言葉にアールヌーヴォーという言葉がある。これは今までフランスの建築では石が中心であったのに対して、新素材として鉄やガラスを多用し、さらに優美な曲線を描いたデザインの建築様式のことを言う。(ヌーヴォーは新しいという意味がある。)
薀蓄はこの辺までで、この館の初代の持ち主「朝香宮家」である。パリに軍事留学していた際、この博覧会を見て感銘を受け、フランスと日本の匠の技が光るこの住まいが完成したのである。

平日にもかかわらずチケット売り場は大行列。前売りチケットはすでに売り切れていたが、ネットでもチケットが購入できたので買っておいて正解。

建物正面入り口を入ると、すでにカオス状態。
美術館=ゆっくり回るという法則が覆された。



館内は和洋折衷で、どことなく昔の結婚式場だとかピアノの発表会の会場みたいな雰囲気もある。ライトや暖炉カバーも少し懐かしいようなデザインだ。





部屋全体も素敵だが、ところどころにあるオブジェに魅力を感じる。
踊り場にある電球カバー


温室にあるお湯の出る蛇口



南側に面した通路ではイタリアの白黒大理石の市松模様の床が今でも斬新さを保っている。



同じく南に面した温室。





敷地内には広い日本庭園と西洋庭園が広がっている。




都会のど真ん中にもまだまだこういう良いところが残っているのだ。

2011年10月25日火曜日

la vie quotidienne de Japon 人気のパン屋

女性向けの情報誌のグルメコーナーにはパンとスイーツの最新情報が満載されている。
パンといってもそういう情報誌に載るのはたいてい「Boulangerieブーランジェリー」と呼ばれる類のフランス系パン屋だ。
特に都心部に多く見受けられ、外観もおしゃれ。先日広尾に行った時も「ここはパリのパン屋か!!」と思うような店もあった。

わが実家ではほとんど毎朝パンを食べるのだが毎回のパンをわざわざ都心まで買いに行くことはない。何かのついでに出かけたときに「朝食べるパン」「おやつのパン」「惣菜パン」という風に買ったりする。それが一般的であるとも思う。
おしゃれなパン屋さんはおいしいのだけどやはり素材をフランスから直輸入だとか、土地代もからむからかお値段がかなり高め。
以前、丸の内にあるレトロドールを使ったお店で買ったらパンだけで2000円以上もかかってしまったことがある。。

都心にわざわざ行かずとも実家の近くに超人気のパン屋さんがある。テレビにも出たりする。
ここは市内に数店舗支店があるのだが、一番大きな店舗では駐車場待ちの車で「パン待ち渋滞」がしばしば起きるほどだ。
このパン屋さん、ログハウス一軒家で、その周りのテラス席は買ったパンを食べられるスペースになっている。そして、なんと買ったお客にはコーヒー無料サービスがあるのだ。



素敵すぎる。。
しかし、このコーヒーサービス、この辺では当たり前のようで、実家から一番近いドイツ系のパン屋さんでもやっているのに驚き。
※パリでもあったらいいのになぁ。。。

2階にも簡単なイートインスペースがあり、その奥はフィリング作業工程を見られるようになっている。

肝心なパンのお味も良し!
だから人気があるパン屋さんなんだろうけど。

2011年10月22日土曜日

la vie quotidienne de France 土産物

一時帰国前、日本の家族に「フランスのもので何かほしいものある?」と尋ねたところ
※NESPRESSOのカプセルくらいかなぁ」という回答。
※エスプレッソ専用マシーンで使うコーヒーの粉が入ったカプセル
特にフランス土産というものではないのだが、我が家では定番の土産である。
このカプセル、日本でも売られているがフランスよりお高いらしい。ということで毎度のことながらこのカプセルを数箱買っていくのだ。


日本ではフランスのものが結構手に入りやすいので、こっちとしては「日本で買えるなぁ」と思ったり、東京のデパートに進出している某パティスリーに買いに行っても「東京にもお店があるからそこで買ったほうがいいんじゃないの?」と店員に勧められることもある。
人並みにマカロンを買って帰ったこともあるが、手荷物に入れても30個買って5個完全な形で残っていれば良いほうで、人様にあげられるような状態ではなくなってしまう。
個人的にはチョコレートが美味しいので土産には最適だと思うが、季節を考えないといけない。一度プラリネチョコを買って帰ったら箱の中で溶けて一塊の団子状態になっていたことがある。まだ10月の半ばだ。日本の気候が読めないためやめておく。
某SNSサイトには「パリのお土産」に関するトピックが四六時中見受けられるが、どれもこれも「ガイドブックで紹介されている」ようなものばかり。まぁ、裏を返せば「ありきたり=無難=万人受けする」ということが土産には一番求められる点なのかもしれない。

今回は普段食べているものを持って帰ろうと思い、以下をチョイス。
*いわしのオリーブオイル漬け(オイルサーディン)
*いわしフィレのオリーブオイル漬けレモン・バジル風味
*さばフィレのマスタード漬け
*スペキュロスのタルティーヌ(パンに塗るやつ)


イワシ缶・サバ缶は日常的におつまみとして食べているもの。臭みもなくビールや白ワインのあてにぴったりだ。
スペキュロスのタルティーヌも毎回持ち帰っている。日本の輸入食材店で前回の滞在時に見つけたが3倍以上の値段。
これらが万人受けするかどうかについては責任を負いかねる。

2011年10月14日金曜日

la vie quotidienne de France エスカルゴ

前回の旅行先で、殻付きのエスカルゴが食べられなかったので自宅でリベンジすることにした。

昔、大学の卒業旅行でJAL系の「パリ&ローマ7日間の旅」とかそんな感じのツアー旅行で初めてパリを訪れたときエスカルゴも初めて食べた。
確か、ほぼ全行程食事つきだったので、どこかのレストランに昼食時に立ち寄ったとき前菜で出てきたのだが、どこのレストランだったのか、どのエリアだったのかということは全く覚えがない。
それもそのはず、その日のパリ観光はすべてバスだったのだから・・・。

安いツアーであったので、大したレストランではないと思うが(カフェに毛が生えた程度?)初めて食べる謎の食べ物「エスカルゴ」がかなり印象に残った。そう、私の想像以上に美味しかったのだ。
何が美味しいのって、あのバターパセリソースがたっぷり絡んだ身をほじって食べるのと、その残ったソースにパンを浸して食べるのが至福のひととき。

社会人になって、はじめて一人旅でパリを訪れたときエスカルゴの缶詰がスーパーに普通に売られているのを発見。これは家族に食べさせてあげよう、、と買って帰ったのはよいが、肝心の殻を買わずにきたのでどうやって調理してよいのかわからず、パセリバターでいためてもちっとも美味しくない。
缶詰には水煮のエスカルゴが生々しく入っているだけ。
缶詰タイプのエスカルゴは殻も同時に買って、そこに身を入れ、パセリバターをつめてオーブンで焼くのだ。

フランスではフツーにスーパーの冷凍食品コーナーでスタンバイされたエスカルゴが売られている。
バターを殻につめる手間もなし、そのままオーブンで加熱するだけの簡単らくちん前菜だ。
6個いり、12個いり(貝類はカキ同様ダース単位で売られる)・・48個入りと様々で値段は12個入りで6~10ユーロ程度。産地や大きさで値段は変わってくる。
早速、Picardという冷凍食品専門スーパーに買いに行く。

オーブンで10分。
一丁出来上がり!

2011年10月6日木曜日

la vie quotidienne de France レアな博物館

9月中旬の土日、この日はヨーロッパ文化遺産の日
文化的、歴史的に見て価値のある建物など普段は一般公開されない場所が無料開放され見学できるイベント日であった。
この日は、主要博物館、城、美術館などほぼすべて無料開放されるのだ。

フランスで一番人気のある場所はやっぱり
「エリゼ宮」だろう。大統領の住まいだ。
一番先頭に並んだ人には大統領とカーラ夫人から直接の挨拶もあり、にわかセレブの仲間入り?疑似体験ができるのかもしれない。

15区にあるテレビ局も負けてない。かなり長い行列が毎年できており、お土産つきスタジオ見学ができる。

さて、毎年直前に「どこが公開されます」という告知HPができるのでそこをチェックし目ぼしい場所など普段は絶対入れないところを狙っていくようにしている。

最近だと、OCDE(経済協力開発機構)の本部が家の近くにあるのでそこへ見学に行った。
このような国の重要機関なんて絶対に入れないので貴重な体験だ。

で、今年はレアな博物館へ行くことにした。
その名も「都市交通博物館」。フツーじゃん。と思うなかれ。
何がレアなのかというと、

年に2日しか開いてない博物館なのだ。

私自身、電車ヲタとか鉄道マニアではない。パリの成り立ちや歴史に興味があり、特にベルエポックと呼ばれた時代(19世紀末から第一次世界大戦前まで)の話が大好きだ。その頃の公共交通機関について書かれたものを読んで、実際に見れたらなぁ。。と思っていた。
もしかして日本の交通博物館的なものがパリにあれば行ってみたいと思って検索してみると「パリ郊外」に存在していることがわかった。
そのサイトにはたくさんの貴重な写真が掲載され、保管されている車両なども画像で確認することができるが、残念なことに「一般向けに公開されておりません」との文言。

暇なときにそのサイトを眺めていたら偶然「文化遺産の日に公開」と書かれていたのでチェック。

ここはパリから東へ30kmほど行ったところだろうか。一応住所をもとにグーグルアースで覗いてみるも、博物館らしき建物はない。見えるのは、工場らしき建物のみ。

現地に行けば看板でも出ているかも、と思いでかけた。

現地に着くと、工場だと思った建物が博物館だった。工場もしくは保管倉庫といった趣。


この日だけは特別にその昔、パリ市内を走っていた乗合馬車と乗り合いバスが駅からここまで往復していた。
(昔の雰囲気を出すためにセピア加工で掲載)


乗り合い馬車やバスのことをフランス語で「omnibus」オムニビュスと呼んでいた。


今では短編映画などを寄せ集めてひとつにまとめたものを「オムニバス」と呼ぶが、実は乗合馬車が語源である。



広々とした修理工場(?)兼保管庫に古い車体がところ狭しと並んでいる。
まずはバスゾーンから。


今現役で走っている1世代前のものから、宮崎アニメに登場しそうなボンネットバス、さらにさきほどの馬立て乗り合いバスなどが展示されている。

展示品解説パネルをみると80年、100年と経っているものもあるが、綺麗にピカピカに磨かれている。

こちらはメンテナンス中。

トゥールーズの乗り合いバス

中はこんな感じ。当時はタイヤ、サスペンションがよくないため乗り心地は決して良いとは言えなかった。

利用客数が増えてきたため2階建て乗り合いバスも作られた。



次に電車とメトロゾーン。
パリのメトロの開業は1900年。
当初は木目の車両でロマンチックだ。

実際に乗ってみる。
木の椅子なので長時間は辛い。

今のメトロも変わらず手動コック式のドアだが、昔のほうが味がある。メトロ運営会社のマークも今よりずっといい。

こちらもクラシカルな昔のメトロ。昔走っていた東急目蒲線・池上線みたい。


ちょっとしたタイムトラベラーであった。

2011年10月5日水曜日

la vie quotidienne de France 光がやってきた

日本ではもう当たり前になっている光ファイバーだが、いよいよ我が家にもやってきた。

夏ごろ、この古いアパート内で工事を行なっていて、それがどうやら光ファイバーのターミナル設置工事だったようだ。
先月「光を入れませんか?」という案内状が来ていたので早速フランスの通信会社ORANGEへ行って手続きをしてきた。

10月4日、我が家の工事設置日で時間は朝の8時半にしておいた。
だいたい、今までの前例から言うとフランスで何か時間指定をしてもその時間に来るということは稀であって、人によっては来ないということもあるようだ。
そんな感じなので、9時、10時に来てもおかしくないかな、と思っていたら8時半より前に来た。びっくり、あわてて着替えた。

日本ではマンションの場合、共有型といってマンション内にひとつターミナルを設置しそこから各家庭にケーブルでつなぐという方法をとることが多いらしい。
我が家の場合、まず大元のターミナルがアパートの共有部分に設置されており、そこと家の中のターミナルを光ケーブルでつなぐという作業が行なわれた。
これが大変な工事であった。
日本と違ってまずアパートが古く(築80年)専用のケーブルを通す穴などないのでドリルで壁に穴を開ける。実は古いアパートは電話線やテレビアンテナ線もすべて後付になるので壁に穴あけ、天井近くに這わせるように配線してあるのだ。

我が家は6階で、大元のターミナルは4階と5階の間の天井近くに設置されていたのでそこまで配線をするのがかなり大変だった模様。
お向かいのムッシュも出てきてエンジニアと何やら話し込んでいる。
どうやらつい数日前同じ工事をしたのだが、テレビの移りがイマイチだけど原因は何かとしきりに尋ねている。

その後、ムッシュに工事はどのくらいかかりましたか?と尋ねると、そのとき来たエンジニアが良くなかったから3時間はかかったよ!と呆れ顔。しかしまだ工事やってるの?と聞かれた時点ですでに4時間経過。。(一度配線を間違えてやり直したためか?)

結局5時間かかって終了。

感心したのは、エンジニア作業中に通信会社の監視員がチェックに来たこと。
丁寧な配線されているか?工事道具はそろっているか?ちゃんと時間通りに来たか?などいくつものチェック項目があり確認しているのだ。
最近ではフランスも快適なサービスを考えるようになったのか、、と感心した。

2011年10月4日火曜日

la vie quotidienne de France 凱旋門賞2011

10月2日(日) 
また今年も凱旋門賞の日が来た。
凱旋門賞とは、世界最高額の賞金をかけたレースであり毎年第一日曜日に開催される。

今年は珍しく雲ひとつない快晴、しかも夏の陽気。


意気揚々と出かけた。

フランスのケーブルテレビで24時間競馬情報を流しているチャンネルがあり、夫はそれを朝から見ている。10時半になるとロンシャン競馬場から中継に切り替わった。
インタヴュアーが「11時開場ですが、すでにジャポネがたくさん集まってきています」

では、そろそろ出かけよう、と自宅を11時ちょっと前に出発。我が家からはほぼ西へまっすぐ公園を抜け、ブローニュの森を抜けるとロンシャン競馬場にたどりつく。およそ3km。以前は歩いて行っていたのだが、今は車で行っている。
しかし、早く行かないと駐車場がいっぱいになってしまうし、遠くの方へ停めなくてはならなくなる。早ければ早いほうが良いのだ。
ちなみに、超混雑覚悟であればポルトマイヨからも無料シャトルバスがでているのでそれを利用することもできる。

11時10分ころ到着したが、レースまではまだまだ時間がある。
今回はおにぎりとからあげとビール持参。
以前は飲み物の持ち込みチェックもなく、制限もなかったのだが、今年はどうしたものか、スタンド席に入る入り口で「この缶ビールは持ち込み禁止よ」と言われ、車まで戻るのも面倒なのでそのままコース内側のピクニックエリアで早めのランチ。


周りにも早めのランチ組みがおいしそうなおかずとワインを昼間っから飲み食いしてる。


凱旋門賞は「華やかさ」でも世界トップだ。
もともとヨーロッパ競馬は社交界の趣味道楽でありお金持ちの遊びだ。
普段は競馬新聞片手に、やんや、やんや言い合っているおやじ達の競馬場がこの日ばかりはフランス社交界にバトンタッチ。ことごとく雰囲気が変わる。しかもかなりガラリと・・。
シャンパンBARに、食べ物スタンド、土産や、子供達にはクレープスタンド、アイスクリームetc.ポニー牧場もやってくる。


一般入場者はいくらか入場料を払って入らなくてはならない。
女性は「帽子」をかぶって来た人は無料で入れる


我が家は夫が「invitation」招待状を入手したのでそのままパス。

日本では、「凱旋門賞=華麗なるレース=正装」というイメージがあるようで、日本人スーツ姿の人が結構見受けられる。以前は女性で着物を着て参加している人を見たことがあるが、今年はさすがに暑すぎて無理だっただろう。

凱旋門賞は6レース目。それまで他のレースで賭けてみる。
やはり「馬券を買う、買わない」で興奮度やドキドキ感は全く違うのである。
夫のように玄人(血統から調教師からいろいろ研究している)ではないので私はその馬の最近のレース結果と騎手を見て馬券を買う。レーシングプログラムしか参考にしないのでド素人買いだ。
結果は1勝1敗。しかし配当が少ないのでもう少し儲けたい。


いよいよ凱旋門賞のはじまり。
あーだのこーだの少ない知識の中から推測し有力と思われる5頭にしぼって馬券を買った。

今年は日本から2頭の馬が参加。
ヒルノダムールとナカヤマフェスタ

昨年凱旋門賞2着の成績を残したナカヤマフェスタは先月の前哨戦で惨敗だった。
今回もダメじゃなかろうか、と思い非国民の文字が頭をよぎるがやっぱり勝ちに行きたいので賭けなかった。

さてレース直前。
出走馬が観客の前を通ってゲートへ。

そのなかのナカヤマフェスタは落ち着きがない・・・。
イヤイヤイヤ・・って言っているよう

大観衆見守る中レースいよいよスタート
来た来た来た!

いよいよゴール 
ゴールの瞬間、、オッサンの手が邪魔・・。



レース結果は惨敗。日本の馬も惨敗であったが、私も惨敗だった。

2011年10月1日土曜日

la vie quotidienne de France イベント情報と物産展

日本でもデパ地下や催事コーナーで地方の物産展が人気だが、フランスでも大人気。

しかし、場所はデパートではない。
屋外広場だ。

秋は特に物産展が目白押しで週末ごとにどこかしらで地方の物産展が行なわれていたりする。


先々週の週末、パリのど真ん中、ノートルダム寺院の川向の河岸で南西フランス物産展が行なわれたので行ってきた。


我が家には毎月パリ市発行の情報誌が郵便で送られてくる。そこに各種お役立ち情報やパリ市の取り組みそして、区ごとの「今月のイベント情報」が掲載されている。

毎月欠かさず目を通し、興味のある分野のイベントがあればチェックして行っている。
今回もその情報誌からビビビっと来た情報である。
単なる物産展ならわざわざ中心の方まで行かないのだが、そこに
「9時から名産品配布します」
の文字。これは見逃すまい。
一応主婦暦は10年。こういう情報はありがたい。

だいたい無料配布というのは品物がなくなり次第終了になるので、朝早く行ったほうが良いに決まっている。
物産展初日の金曜日、朝10時に出かける。平日ということと、初日ということもあり人出は少ない。無料配布コーナーも人がまばらだ。
早速並んで南西フランスの農産物「にんにく」「りんご」「ぶどう」をもらう。

シャスラという品種のぶどうをもらったのだが、これが美味しい。
あっという間に食べてしまって、図図しくも次の日のまた物産展に夫婦で行く。

土曜日だからか、前日とは違って配布コーナーが大行列している。


20分くらい並んでまた「りんご」「ぶどう」「にんにく」をもらう。
しかし、前日より太っ腹になっていて、巨大なにんにくをくれたりりんごを一人4つもくれる。

しかしりんごは先日買ったのがまだ残っているし、前日にももらっているし。。
結局家にあるりんごもあわせて14個にもなってしまった。
にんにくも10個。。


りんごは体に良いには重々わかってはいるが、こんなにたくさんあっても一回で食べきれない。
アップルパイ、りんごのケーキ、アップルリング(ヤマザキ風パン)を作り、それに友達に教えてもらったレシピをヒントに焼肉のソースにも使った。
どうにかこうにか使い切った。

まだにんにくが残っている。
これはどうしましょう。