10月2日(日)
また今年も凱旋門賞の日が来た。
凱旋門賞とは、世界最高額の賞金をかけたレースであり毎年第一日曜日に開催される。
今年は珍しく雲ひとつない快晴、しかも夏の陽気。
意気揚々と出かけた。
フランスのケーブルテレビで24時間競馬情報を流しているチャンネルがあり、夫はそれを朝から見ている。10時半になるとロンシャン競馬場から中継に切り替わった。
インタヴュアーが「11時開場ですが、すでにジャポネがたくさん集まってきています」
では、そろそろ出かけよう、と自宅を11時ちょっと前に出発。我が家からはほぼ西へまっすぐ公園を抜け、ブローニュの森を抜けるとロンシャン競馬場にたどりつく。およそ3km。以前は歩いて行っていたのだが、今は車で行っている。
しかし、早く行かないと駐車場がいっぱいになってしまうし、遠くの方へ停めなくてはならなくなる。早ければ早いほうが良いのだ。
ちなみに、超混雑覚悟であればポルトマイヨからも無料シャトルバスがでているのでそれを利用することもできる。
11時10分ころ到着したが、レースまではまだまだ時間がある。
今回はおにぎりとからあげとビール持参。
以前は飲み物の持ち込みチェックもなく、制限もなかったのだが、今年はどうしたものか、スタンド席に入る入り口で「この缶ビールは持ち込み禁止よ」と言われ、車まで戻るのも面倒なのでそのままコース内側のピクニックエリアで早めのランチ。
周りにも早めのランチ組みがおいしそうなおかずとワインを昼間っから飲み食いしてる。
凱旋門賞は「華やかさ」でも世界トップだ。
もともとヨーロッパ競馬は社交界の趣味道楽でありお金持ちの遊びだ。
普段は競馬新聞片手に、やんや、やんや言い合っているおやじ達の競馬場がこの日ばかりはフランス社交界にバトンタッチ。ことごとく雰囲気が変わる。しかもかなりガラリと・・。
シャンパンBARに、食べ物スタンド、土産や、子供達にはクレープスタンド、アイスクリームetc.ポニー牧場もやってくる。
一般入場者はいくらか入場料を払って入らなくてはならない。
女性は「帽子」をかぶって来た人は無料で入れる。
我が家は夫が「invitation」招待状を入手したのでそのままパス。
日本では、「凱旋門賞=華麗なるレース=正装」というイメージがあるようで、日本人スーツ姿の人が結構見受けられる。以前は女性で着物を着て参加している人を見たことがあるが、今年はさすがに暑すぎて無理だっただろう。
凱旋門賞は6レース目。それまで他のレースで賭けてみる。
やはり「馬券を買う、買わない」で興奮度やドキドキ感は全く違うのである。
夫のように玄人(血統から調教師からいろいろ研究している)ではないので私はその馬の最近のレース結果と騎手を見て馬券を買う。レーシングプログラムしか参考にしないのでド素人買いだ。
結果は1勝1敗。しかし配当が少ないのでもう少し儲けたい。
いよいよ凱旋門賞のはじまり。
あーだのこーだの少ない知識の中から推測し有力と思われる5頭にしぼって馬券を買った。
今年は日本から2頭の馬が参加。
ヒルノダムールとナカヤマフェスタ
昨年凱旋門賞2着の成績を残したナカヤマフェスタは先月の前哨戦で惨敗だった。
今回もダメじゃなかろうか、と思い非国民の文字が頭をよぎるがやっぱり勝ちに行きたいので賭けなかった。
さてレース直前。
出走馬が観客の前を通ってゲートへ。
そのなかのナカヤマフェスタは落ち着きがない・・・。
イヤイヤイヤ・・って言っているよう
大観衆見守る中レースいよいよスタート
来た来た来た!
いよいよゴール
ゴールの瞬間、、オッサンの手が邪魔・・。
レース結果は惨敗。日本の馬も惨敗であったが、私も惨敗だった。
×ヒロノ・ダムール→○ヒルノダムール
返信削除馬名に「・」は入らない。
×ナカヤマ・フェスタ→○ナカヤマフェスタ
馬敗れて草原あり
匿名さん
返信削除どうもご親切に。
早速直しましたよー
寺山修司