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2012年10月13日土曜日

ヨーロッパで食べられるタイの麺

ヨーロッパで食べられる麺の話 第二弾

ヨーロッパと言ってもフランス限定の話になってしまうのだが、
一般のスーパーでもアジア諸国のインスタント麺が手軽に手に入るようになっている。原産国を見ると、マレーシア、タイ、が多く、アジアではないがモーリスなども多い。

正真正銘の日本製インスタント麺は日本人商店に行かないと手に入らないのだが、日本メーカーのEU原産のもの、もしくは香港製の出前一丁などは手に入る。

最近気に入っているのが「WAIWAI」のトムヤム麺*エビ味 (タイ製)

スーパーで5個入り3ユーロ弱。他にもいろんなフレーバーがそろっている。
インスタント麺のパッケージって結構豪華な写真が多いのだが、インスタントごときでこんなに豪勢に作る人ってのはなかなかいないだろう。

パッケージ裏には作り方が載っているが、どんぶりに湯を注いでフタをして完成と。。どこにも具材を乗せたレシピは載っていない。



麺は細くて量は少ない。エビエキス入りの油と粉末スープ付き


我が家にはインスタント麺に使うようなエビは常備していないのでカニかまで代用。
フクロタケもないのでマッシュルームで代用。ロマネスコも入れてみる。コリアンダーがあればもっと雰囲気が出たかもしれないが、これもないのでイタリアンパセリを乗せる。


昔なつかし、駄菓子屋で売られていた「ブタメン」に似た食感の安っぽい麺。酸っぱ辛いスープ。日本のラーメンとは全く違う趣で異国情緒たっぷりのお味。

青ネギと半熟卵だけというのも結構イケル味なのだ。


ちなみにこの麺、日本でも売られているようだ。
それっぽい具をたくさん足して、お手軽トムヤムクンを自宅でも再現できる。



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2012年10月10日水曜日

移動遊園地

フランスにはテーマパーク化した遊園地が少ない。

その代わり、季節ごとに大きな公園には
移動遊園地がやってくる。

パリには東にヴァンセンヌの森、西にブローニュの森という市民の憩いの森があり、
春からバカンス前にかけてはヴァンセンヌに移動遊園地、バカンス真っ最中の夏はパリのど真ん中チュイルリー公園に移動遊園地。そしてバカンス後の秋にはブローニュの森の空き地に移動遊園地がやってくる。

移動遊園地の利点は、入場料を取られないこと。
もちろん、何かのアトラクションで遊ぶ場合にはお金は必要だが
ぶらぶらと散歩するのには面白いスポットである。


ちょっと本格的な射的/薬莢のくず(地面に落ちているブルーの残骸)
犬も自由に入って来れる移動遊園地。


クレーン車を改造したようなアトラクション。
やっぱり若い子たちに人気。逆さの状態で雄叫びが聞こえる。


ちびっ子限定水球?
昔、風雲たけし城であった「コリントでポン」にそっくり。

一番人気のアトラクション。日本の遊園地にある空飛ぶじゅうたんのミニ版。
ほぼ小学生独占。中にはいい歳した大人も。
最初はノリノリなのに、途中から顔色が悪くなって無抵抗になる人が必ずいる。

 右側はお化けやしき。
奥の正面に見えるのはエッフェル塔。

映画アメリではニノがお化け役で働いていました。


トラップの館。様々なトラップを超えてゴールまでたどり着かないといけない。


子供向けから絶叫系まで各種アトラクションのほかに、
UFOキャッチャーやコインゲームの小屋。
忘れちゃいけない、クレープや甘いもの屋台。
Caféスペースも。
そして、キャッシュディスペンサー小屋まで設置されている。

ちなみに
普段この遊園地のある場所は凧揚げに最適な空き地。
週末には移民たちがグループを作ってBBQやピクニックをしている場所だ。

その人たち、遊園地ができても相変わらず何事もなかったかのように
アトラクションの裏手でBBQをしている。。。



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2012年10月8日月曜日

凱旋門賞2012 結果報告

毎年恒例の凱旋門賞詣で

今年の日本の期待の星オルフェーヴルはどうかな?


2週間ほど前に開催されたフォア賞ではぶっちぎりの一着。

本番の凱旋門賞では芝の状態が良ければ念願の日本馬初勝利も夢ではないと言われていた。

しかし、


先週は雨も多く、さらに前日の土曜日は午後から夜中まで雨が降り続いたので
馬場の状態が気になるところ。


10月7日 日曜日、晴れ

気温15度。小寒いが、日差しが結構きつい。

午後14時半にロンシャン競馬場に到着。carte d'invitation招待状を持っているので
スルーで入場。
※一般入場はいくらかの入場料が取られる。ただし女性で帽子着用の場合は無料

16時25分レース開始まで、持参したビールを飲んだりパンを食べたりして作戦を練る。といってもだいたい賭ける馬は決めているのだが。


さて、いざ馬券を買う段階になって、長蛇の列。。
刻々とせまる出走時間。
馬券を買うか買わないかで面白みが全然違うので、どうしても買いたい。
馬券購入の際、チェックシートを提示して買うこともできるし口頭で単勝/複勝、馬番などを伝えて買うこともできる。
直前までモタモタしているオッサンが窓口であれやこれやややこしいことを言って馬券を買ったりするのでなかなか列が進まない。
もう、自分の前で窓口が閉められるのではないかという恐怖感。
ギリギリセーフで馬券購入

すぐさまいつもの場所で見る。



ラスト直線でオルフェーヴルが先頭を走っていたのだが、最後の最後でペリエの騎乗のソレミアに抜かれ惜しくも2着。

馬番10 ソレミア

実はあまり期待をしていなかったオルフェーヴルだけど、日本びいきということで
複勝にかけておいたのが運のツキ。
ちょっぴり勝たせてくれてありがとう。





ちなみに、ソレミアは単勝43倍。。


凱旋門賞はヨーロッパ最大の競馬のひとつとされている。

普段はここロンシャン競馬場でもジャンバーにスラックスもしくは釣りジャンにダボっとしたジーンズ姿のオッサンが競馬新聞片手にレースに夢中になっている姿が見られるのだが、毎年10月第一日曜日だけは、真?偽?ブルジョワジーがたくさん押し寄せる。かつてヨーロッパ競馬はブルジョワジーの遊びであった。その名残が今この時期にかいま見れる。
男性はびしっとスーツで決めている人も多いし、女性は奇抜な衣装と帽子で正装。

帽子売り場

凱旋門賞の日だけ、シャンパンBARが設けられたり、賞金の出資国のカタールのイベントブースなんかも登場する。




最近では日本の馬が出場するのに伴い、日本人観光客が一段と増えた気がする。
そのためか、日本語案内や馬券の買い方も日本語で教えてくれるサービスがあるらしい。
またパリ凱旋門賞見学ツアーなる団体ツアーまで登場しているようだ。
パリ旅行のきっかけがスイーツでもグルメでも、ブランドもの買いまくりツアーではなく、競馬を見るというのはなかなか面白いと思う。




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2012年10月5日金曜日

喫茶店事情

言わずもがな、フランスには数多くのカフェと呼ばれる喫茶店がある。
1960年代には200,000件もあったカフェは今36,000件にまで減少している。

飲み物スタンドだけのカフェ、tabac(タバコ屋兼)のカフェ、レストランと見紛う高級なカフェ、さらに最近ではインターネットカフェは当たり前、マンガカフェもパリには存在している。

先日、博物館めぐりの最中に昼食をカフェでとることにした。
カフェやレストランなどの飲食店が密集しているエリアで、めぼしい所を探す。
個人的な勘では、午後13時過ぎにほぼ満席に近い状態の店は良好なことが多い。

そこそこ混んでいる店に目が止まった。メニューボードには

Plat du jour: Confit de Canard 10€
今日の定食:鴨のコンフィ 

カフェで食事をする場合、定食を頼むのが一番。なぜなら注文が多く入る分、仕込みも多いし早く出る確率が高い。


出てきたのはこちら。
定番はサラダといもの付け合わせ



ぬ。ぬ。ぬるい。。肉がぬるい。。



本来ならレンジで温めてと店員にお願いするのだが、
混んでいる上、女性店員さんが一人でフロアの切り盛りをしていて
頼んだ所でまた時間がかかるのが予想されたので諦めた。


自宅近くのよく行く店では鴨のコンフィは定番メニューで、9€50。
熱々だし、皮はパリッと焼かれていて、サラダはもっとふんわり。
揚げ芋はハーブがかかっている。


久々に痛恨のミス。
普段行かないところでごはん処を探すのは困難を極める



一人めしだったので周りを観察すると、向いのテーブルに4人組のアメリカ人観光客。4人そろってスープを注文した。


汗ばむほどの暑さはないが、半袖でも大丈夫な気候。
メニューには「オニオングラタンスープ」が書かれていた。


私は、ふと、

オニグラって秋から冬のメニューじゃ??と思った。


観光客がたくさん来る地域であれば
物見遊山で名物料理、そんなに高くないオニグラでも食してみるか。

という人も多いのかもしれない。




案の定、店も混んでいるしそのメニューを頼む人は皆無なのでずいぶん待たされていた。
しびれを切らして、一人が

スープはまだですか?
と店員に聞くと、もうちょっと、あと2分。。

しかし、実際よく考えてみると、スープが仕込んであればそのまま器にそそいでだせるはず。


この展開どうなる?と思って、見ていると

カフェカウンターのバーテンが、スープの器らしきものを人数分用意して、
コーヒーマシーンの横にある熱湯の出る吸水口に器を持ってきたかと思うと
お湯を入れ始めた。

最初意味がわからなかったが、ひらめいた。

インスタントスープの素をお湯で溶いているのだ


私からはその作業は丸見えで、しかし、その観光客らはおそらく見えない位置に。
まぁ、4人で話し込んでいるから見える位置だとしてもあまり関係はないが。。


その後どうするかと思いきや、トースターでチーズを乗せて焼かれたパンを器に浮かべていた。。。。


はい。出来上がり。お待ちどうさまー


と無事に席に運ばれた。



そこそこの金額をとるビストロやレストランなら
メニューに書かれているものはほぼ、自家製だろうが
(自家製と思いたい)
街のカフェクラスとなるといささか怪しい。

本日の定食や季節柄よく出るメニューに関しては
仕込んでいるかもしれない。

しかし

今回のような季節外れのメニューの場合

たくさん仕込んだ所で採算がとれないものは
インスタントに頼らざるを得ないのかもしれない

冬ともなれば自家製にするカフェも出てくるだろう

ガイドブックや人のブログなどで

パリに来たらオニオングラタンスープは外せない

と書かれていることも多い

5ユーロくらいで、美味しければインスタントやレトルトでも許す
しかし、それ以上の金額なら考えものだ。



上記で紹介した鴨のコンフィ

時間もかかる面倒な料理だ。
低温のラードに5〜6時間、じっくり火を通していく。
実際に自家製でつくるとすると10ユーロでは出せないと思う。
※材料単価ではなく、手間賃的に

なぜ10ユーロで出せるのかというと、ほとんど
レトルトか缶詰なのだ

それを温めて、フライパンでカリカリに皮の部分を焼くだけの手間

でも安いし美味しいから許す



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2012年10月1日月曜日

収穫に夢中

2〜3週間に1回の割合で郊外の畑へ野菜や果物の収穫に出かけている。

年会費8ユーロを払って会員になってから全くと言ってよいほど一般小売店やマルシェで買わなくなった。
※会員特典として収穫作物は10%割引、農場直営の売店で新鮮乳製品やたまご(ビオ含む)での買い物も10%割引になる。

8月、9月と例年になく夏らしく暑い日が多かったため収穫できる作物もよりどりみどり。
しかし、夢中になって採りすぎて冷蔵庫に入りきらないことが多々発生する。
そういう時は保存食にする。

フルーツは生食で食べきれない分、ジャムに。
ピクルス用の小さなきゅうりはもちろんピクルス。
りんご、いちご、フランボワーズ

 ボンヌママンのジャムの瓶は捨てないで利用する。

りんごを甘く煮たものをパン生地に入れてアップルリング風にもする。


9月は収穫できる作物が一番多いかもしれない。
スイートコーンは甘さMAX。トウモロコシ畑は巨大迷路ができるくらい背の丈が高いものだと思っていたが、ここの畑の苗は肩の高さくらいで小さい。しかし実はちゃんとついている。実を捥ぐとそこにハサミムシがうじゃうじゃいて悲鳴をあげそうになる。あまり人気がないのか、それとも一番奥まったゾーンにあるからかここまで来ている人は少ない。
生食で食べて、そこらじゅうに残骸をポイポイ捨てている人が結構いる。


おもちゃかぼちゃの山
 持ってけドロボー状態で売られてました

まだまだいける露地物いちご
甘くて美味しいいちごがたくさんぶらさがっているのでついつい採りすぎる

最近の収穫物

サラダ、ロマネスコ、なす、パプリカ、甘唐辛子(ししとう)、いんげん、スイートコーン、ねぎ、たまねぎ、じゃがいも、トマト、かぶ、ズッキーニ、ラディッシュ、りんご、いちご、フランボワーズ

etc


キノコもほしい今日この頃

インターネットで探すと、○○の森とか森林での収穫がヒットしてしまうのだけど、こちとら素人で。。知り合いにキノコに熟練した人もおらず。

ブルゴーニュ地方に「キノコ博物館」という見る限りふつうの道の駅的な店が存在していてハウス栽培しているキノコ収穫ができるというが、数年前実際訪れた所、超B級な匂いがプンプン漂っていた。






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