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2011年8月1日月曜日

la vie quotidienne de France ギョギョっ 釣りセンター

Maison de la Pêche et de la Nature
直訳すると、「自然と釣り会館」

ここにはパリ管轄の釣りライセンスを発行している釣り協会があり、その名からすると、わりと大きなセンターを構えているような雰囲気がある。
ホームページで確認すると、そこには「淡水魚のみの水族館」が併設されているとのこと。
セーヌ川に住む魚やその他生物の展示や生態の解説などがされている唯一の水族館ということでさらに気になる。昨年から行ける機会を伺っていたが、なかなかチャンスがなかった。
というのも、毎日やっているわけではなく、バカンス以外の一般開放日は「水土日」のみ。しかも時間帯も変則的だ。そして、肝心なのはバカンス中は休み。。またもやハードルの高いセンターなのである。

センターが長いバカンスにはいる直前の先週土曜日、やっと行くことができた。
ホームページによると、ガイドツアーや釣り教室も開催され、イベント満載風にやっている雰囲気であったので、土曜日だしチビっ子ばかりで、さぞ五月蠅い 賑やかだろうと思っていた。

それらしき建物の入り口から覗くと、水族館という雰囲気はなく、キンギョ屋か熱帯魚屋かと見間違える。来客者の気配なし。

入り口に小さな小窓があり、そこに一人おっちゃんが座っていて、私たちが(来客者が来た)ことにひどくびっくりしていた。

入場料3.5€/personneを払って中に入れてもらうと、まず足元に錦鯉ゾーン。錦鯉といっても政治家の家の庭にいる立派なのじゃなく、街の銭湯などの中庭にいる小さいやつ。。

おっちゃんが、図解パンフレットを持ってきて説明してくれる。
壁にはセーヌ川で釣られた巨大なまずや鯉の剥製が飾られ、そのニスで塗られた光沢がギラギラして余計に気色悪い。



小さな水槽には、よく釣れるペルシュという淡水魚が泳いでいる。


ザリガニコーナーや亀水槽もあり、昔住んでいた町の商店街にあった金魚屋を思い出した。
暇さえあればその金魚屋に「金魚見せてくださいー」って行ってたことが、いまだにこの淡水魚やザリガニを見ていて飽きないという基礎になっているのか。。

昔の釣具の展示もある。古い竿やリール、昔の釣り写真も。


最後は、セーヌ川の上流から下流、河口域までの魚を水槽ごとに分けて展示。
あまりに誰も来ないからか、今日はガイドツアーの日ではないのに、おっちゃんが逐一魚の解説をしてくれる。ありがたや。

本当に暇だったのだろう、展示されているうなぎの動きが鈍いので、

いまからつついて動かすからよーく見てな」

と水槽裏の小部屋に入り、うなぎの入っている水槽を動かして、穴に隠れていたうなぎはにょろにょろと全身を見せてくれる。
うなぎの説明はやけに熱心で、おっちゃんの最終的な結論としては
「食べると相当うまい」であった。

ここでの目的はもうひとつあり、釣りライセンスを手に入れること。
おっちゃんにライセンス購入する旨を告げると、先ほど払った入場料を返してくれた。

2 件のコメント:

  1. ぬくたんママ2011年8月4日 15:46

    なんだか、おもしろいね。
    営業日より休みの方が多いんじゃないの??
    チープ感が漂ってて、それはそれで、面白そう。
    釣りライセンスっていうのも、日本にはないから、
    おもしろいね。 

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  2. その通り!営業日が少ないからちゃんと確かめて行かないとやってないことがあるんだよね。
    B級スポットとしてはなかなか面白いところだよ。
    釣りライセンス、というより「漁業権」ってな感じかなぁ。なぜか女性は男性の半分以下の価格なの。

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