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2011年7月28日木曜日

長時間フライトと時差ボケ地獄

成田-フランクフルト-パリ
計14時間30分にもわたる時間旅行を経てパリに到着した。

里帰り便利用の為、荷物はトランク30kgまで。米やら乾麺やら焼酎やら書籍etc入れて、なんとかギリギリクリア。そのほか手荷物でボストンバッグ1つとショルダーバッグにパソコンバッグ。合計50kgにはなっていたかもしれない。

今回使ったのはルフトハンザ航空のA380-800という超最新総2階建ての巨大な機材。
2階はファーストクラスとビジネスクラスのみ。1階はエコノミークラスだ。
尾翼も巨大でスノボができそうなくらいだ。同時に、眺められる景色の幅が狭まった(!)

窓側3列を一人で贅沢に使うことができたのがせめてもの救い。
機内エンタメがイマイチだったため食事が終了すると、
先人からの知恵「食べてすぐ寝ると牛になる」を無視して180度横になって寝る。
ところが一向に眠くはならない。それもそのはず、離陸時の日本時間は午前9時半。フランクフルト到着は日本時間で夜20時半。普通に考えても起きている時間なのだ。最初のドリンクサービスでスパークリングワインをもらい、さらに食事時に赤ワインを飲んでいるのにかかわらず眠れずのどばかり渇いてしまう。

そんなこともあろうかと用意していったマイ・バイブル。妹尾河童の本。
今回は「タクアン」について、パリまで延々と読み進めていった。

網走の刑務所で出されていたタクアンから、秋田のイブリガッコ、九州の糠を使わないタクアンまで日本各地、タクアンを求めて訪ね歩く旅日記。さらには日本を飛び出して、オーストラリア、アメリカの日本料理店で出されている小鉢のタクアン、日本食料品店に並んでいるタクアンまで詳細が記されているのだ!


たかがタクアン、されどタクアン。その奥深さに感心。

タクアンの知識にかじりついているところで、そろそろ到着時刻になった。
機内アナウンスで「まもなく着陸態勢に入ります・・」と言ったところで急降下。
今までにない大きなエアポケット(フリーフォール感覚)。機内に悲鳴があがる。一瞬フワッと体が浮くような、しかししがみつく取っ手などない。
外を見ると巨大な竜の巣。(天空の城ラピュタ参照のこと)その周りはやはり乱気流なのだろうか。。

前方に滑走路が見えてきた瞬間、再度急上昇そして旋回。
アナウンスがあり「皆様お気づきでしょうが、当機は着陸予定でしたが、ほかの機体が滑走路うに進入したため急上昇いたしました。着陸は10~20分後を予定しております・・

もともと乗り継ぎに1時間半の余裕があったが、これはまずい。
やっとの着陸後もなかなか機体のドアを開けてもらえず時間は過ぎるばかり。
急ぎ足でイミグレにたどり着くと、そこはアラブ人、EU人でカオス化しており長蛇の列がからみあってぐちゃぐちゃになっている。

EU人はEU専用のパスポートレーンがあり、そこからスイスイ抜け出ているが、EU以外の人種については「ALL PASPORT」レーンでないと受け付けない。そこに中東系の人たちが一人何分もかかって審査を受けている。。そのカオス状態の中に、我々日本人推定300名がざーっと並びだす。後から後から日本人以外の到着客も一斉に集まりだす。ことの酷さに気づいたのかどうか、EU専用レーンも日本人OKとなり、ようやく抜け出すことができた。この時点でパリ・シャルル・ド・ゴール行きの搭乗時刻30分前にまでなってしまい、焦る。
というのも、フランクフルトのターミナルは国外とEU圏内ターミナルがかなり離れているのだ。チューリッヒのようにターミナル専用電車があればよいが、それがないので歩くしかない。今回は時間もギリギリだったため、荷物検査を受けた後はひたすら走る。

その1時間後、無事にパリに到着。

その夜から引き続き時差ボケ地獄&首筋の痛み&肩こりに陥っている今日この頃である。

2 件のコメント:

  1. ぬくたんママ2011年7月29日 16:02

    乗り継ぎ時間ギリギリは焦るよね。お疲れ様でした。
    私もモスクワの空港でけっこう大変な目にあったよ。

    飛行機のガックンと落ちるのびっくりするよね。
    パリに初めて行く時に、ちょうどガイドブックにあった、
    本当の人骨が多く残されている(並んで)地下の
    紹介ページを読んでいる時にガクンと飛行機が落ちて、
    余計にびっくりしたのを覚えてるよ。
    みんな「キャー」って言ってたし。

    ところで、ロシアの人達は飛行機が無事着陸すると
    皆、拍手するよ。フランス人はしないよね。
    私がモスクワ経由でローマ行った時、行きも帰りも
    一緒に拍手したのを覚えているよ。

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  2. いや~疲れました。乗り継ぎの時間ってスムーズなときもあればこんな風にギリギリになることもあるし。ある意味賭けだよね。

    飛行機のガックンはあれ、「○ンさむロード」とかぶる?よね。普通はちょっとずつなんだけど、今回はリアルに100mくらい落ちた感があったよ。
    カタコンブ(人骨ドーム)のページ見ていたらそりゃ恐い。私はタクアンだったからなんともなかったけど(笑)

    ロシア人はアエロフロートがちょっとアレなんで、賞賛の意味をこめて拍手するんじゃない?おぉよくがんばったって。
    日本でも修学旅行生と一緒になると後ろで拍手しているなぁって思うときあるよ。

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