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2012年9月24日月曜日

研究所を訪ねる

フランスが誇るノーベル賞受賞者のひとり マリー・キュリー 
日本ではキュリー夫人と呼ばれ、数々の功績は書籍化されている。
子供の頃にキュリー夫人の伝記を読んだ人も多いだろう。

ポーランド出身の彼女はパリでの苦学の末、物理学学士資格を取得、その後夫とともに放射能の研究においてノーベル物理学賞、そしてラジウム、ポロニウムの発見、研究において一人でノーベル化学賞とふたつのノーベル賞を受賞。

研究、研究の日々に明け暮れたその研究所を見てみたい。

5区のパンテオンの裏手側rue Pierre et marie curie(ピエールとマリーキュリー通り)という夫妻の名そのままの通りに面している。

メンテナンス中でしばらく閉館していた研究所だが、9月14日に再オープンしたばかり。
営業時間水曜日から土曜日の13時から17時までと限定。

パリ6大学という数学、化学、物理学等を専門とする理系大学の構内の端に一般公開される形で存在している。





当時の実験装置


実験装置


実験室


裏の棟へ続く階段もそのまま
研究室の仲間で撮った写真そのまま

以下wikipediaより
彼女の実験室はパリのキュリー博物館として、そのままの姿で保存されている。マリの残した直筆の論文などのうち、1890年以降のものは放射性物質が含まれ取り扱いが危険だと考えられている。中には彼女の料理の本からも放射線が検出された。これらは鉛で封された箱に収めて保管され、閲覧するには防護服着用が必須となる。また、キュリー博物館も実験室は放射能汚染されて見学できなかったが、近年汚染除去が施されて公開された。この部屋には実験器具なども当時のまま置かれており、そこに残されたマリの指紋からも放射線が検知されるという。


放射能という単語はいまや子供でも知っているくらいの言葉であるが、実際に誰が発見し、どういう歴史を経て現在にいたるのかを知っているという人はあまりいないと思う。
この機会に今一度知識を深めてみてはどうか。

ただ単にイメージだけで恐れおののくのではなく、正しい知識を身につけた上で何が危険なのか、危険ではないのか。研究過程においてどういった効果(プラス、マイナス)が派生したのかも知っておくことも重要だと思う。


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2 件のコメント:

  1. ぬくたんママ2012年10月1日 10:10

    キュリー夫人・・・、確かに小学校の図書館に伝記のような
    絵本とかあったような・・・。

    この部屋で実験をしていたと思うと感慨深いね。

    キュリー夫人のような研究者が居たからこそ、今の私達の生活があるんだよね。
    本当にありがたいことです。

    写真の場所がそのまま今もそこに在るって、なんか不思議な気分だね。

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  2. 私は区の図書館で借りて読んだ気がするんだけど、たぶん小学校の図書室にもあったと思うなぁ。世界の偉人の中でもトップクラスだもんね。置いていない訳がないか。。

    研究室がそのままってのがすごいよね。たくさんの人に見てもらえるように除染も施してあるわけだし。危険を伴う研究だったけど、その成果で私たちが今いろいろな恩恵を受けているんだよね。
    ブログじゃ突っ込んだ内容を書こうとは思わないけどいろいろ考えさせられた博物館でした。

    写真の場所がまだ普通に使われているんだよー。天才のオーラがまだ残っているみたい!

    返信削除