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2012年9月18日火曜日

ヨーロッパ遺産の日

9月15日、16日は journées européennes du patrimoine と呼ばれる「ヨーロッパ文化遺産の日」であった。

フランスでは建築や美術、芸術の歴史的価値の高いもの、普段は隠している公開しない場所などを一般公開して知ってもらう為の機会でもある。
また、普段は入場料を取る美術館などの施設もこの日は無料になることが多い。
人気はやはり、大統領の住まい、「エリゼ宮」だろう。大行列は間違いなしだ。
ヴェルサイユ宮殿もこの日ばかりは無料ということもあって相当な混雑は避けられない。

私もほぼ毎年何か見学に行くことにしている。
昨年は 都市交通博物館 
年2日しか開いていない激レアな博物館。見る価値は大でした。

今年は、結構人気 Hôtel de Ville de Paris パリ市庁舎 に潜入。

東京で言えば東京都庁にあたる行政機関で、ベルトラン・ドラノエ氏が市長を務めている。

外観はいつ見ても壮大。ヨーロッパ最大の市庁舎
城と言われても遜色ない華麗さ

市庁舎の特別展示室はよく写真展を開催しているので中に入ったことがあるといえばあるのだが、今回は普段は入れない中核の部分の見学ができるとのことで結構な行列ができていた。


入り口は裏側のライオンの銅像のところから。

一回の入場者数を制限しているためトグロ状の行列になってしまうが、飽きさせない配慮か、バンド演奏を聴かせる。

20分程度で中に入れた。TDRのアトラクションに並ぶよりずっと早い。

廊下の窓すべてがステンドグラスだったり
 豪華なシャンデリアがぶら下がっていたり。
天井画も素晴らしい


単なる調度品の見学会かと思いきや、ここはさすがパリ市。
市庁舎を支える職人たちのコーナーも充実。これは暖房器具屋さん。
設置や修理に関して一般市民から質疑応答を受けてます。
 カギ屋さん。
 ドアノブ、カギ穴装飾、かぎなど数々の調度品が使われてます

パリ市庁舎はかなり広いので、途中足がものすごく疲れる。
そんなときに弦楽三重奏の生演奏を椅子に座って聞くこともできる。


天井がで一番気に入った。まさしくフランスを現している。。


シャンデリアのお手入れ講座。

これらの部品がまとまってシャンデリアになる。ここではお掃除方法の指南。





場所は図書室へ。
図書カードを作れば誰でも入れる。※街の図書館と違って専門職のみが作れる図書カード。

重厚な図書室。


場所は変わって、議会室。こういうところでVelib'の施行などが決められたのだろうか?


おまちかね、ドラノエ氏の部屋

実際ここで仕事をする時間はそんなになさそう。。


市庁舎は外装も城のようだが、中もヴェルサイユ宮殿を彷彿とする部屋がいくつもあった。

パリ市庁舎見学会は、クイズラリー形式になっており参加者には抽選で各スポンサーより豪華?な景品が当選する仕組みだ。




フツーに見て回るより、知識も増えて面白い。ナイスアイディア!

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2 件のコメント:

  1. ぬくたんママ2012年9月21日 1:48

    すごい市庁舎だね!さすがフランス!!
    ヴェルサイユ宮殿?? って思う豪華さだね。

    しかも職人さんの講座とか、生演奏とか・・・。
    工夫があって面白いね。

    シャンデリアってやっぱりお手入れが大変なんだね。。。
    私がもし掃除するとしたら、分解するまではいいけど、元にもどせなさそう。

    図書館も素敵だね。なんかハリーポッターに出てきそうな感じだね。

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    1. 贅の極みだねー。宮殿と言っても過言ではないね。
      日本とは真逆というか、侘び寂びがイイとされてきた文化圏から来たらこういうギラギラした華やかさってのは浮かれた気分になってしまうよ(笑)
      ただ見せるだけではなくて、これらの装飾品はどうやって手入れするの?とか維持するのって疑問に答えられる機会を設けるというのはアイディア賞だよね。
      日本の場合、このスペックであればまず無料で解放しないし、展示見せて終わりだろうね。

      ハリポタは見たことがないのですが、なんとなくそういうイメージなのはわかる!

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