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2012年9月6日木曜日

ヨーロッパ最大級のフリマ

フリマ。フリーマーケットのこと。フランスではMarché aux puces「蚤の市」という。
私個人のフリマのイメージは、公園や広場などの公共スペースに畳一畳、二畳程度のスペースを借りて個人が家庭の不要品を売るイベント。
蚤の市というと、ヨーロッパのアンティーク家具や誰が描いたのがわからない油絵、はたまた小汚いふるいバイオリンがよく調べてみると由緒あるものだった、、のようなロマン溢れる古物市といったところだ。

今回は9月1日、2日に開催された北フランスのリール市のイベントに行ってみた。
Braderie de Lille(リール古物市)
年一回のこのイベントに二日間で200万人の集客があるというからすごい。

 中央広場は飲食屋台と開催事務局や救急センター

私はリールを訪れるのが初めてなので、どこになにがあるのか全く知らない。
駅前で配布されていたイベント地図を見ながら、ブラブラとそぞろ歩く。

案内図によると、アンティーク商のゾーン、一般フリマゾーン、一般商店ゾーンがそれぞれゾーン分けされている。街は車両通行止めされ、ほとんどが歩行者天国だ。
それぞれの商店は、店の前でバーゲンやスナックを売るスタンドを出したり、住宅街はその道がすべて一般フリマゾーンになって家庭の不要品を売っていたり。カフェやレストランはテーブルと椅子を出して名物のムール貝を提供している。


古本商店ゾーン
 昔の雑誌やポスター、書籍から現代の日本の漫画までいろいろ売られている。

フリマは店の人とのやりとりも面白い。


お目当てのアンティーク商ゾーン

ぱっと見「ガラクタ」。だが、目を凝らすといろいろなものが見えてくる。

錆だらけの謎の器具、使い古しの調理道具、家具、タイヤ、部品。。
その中に、キラリと光るお目当てのものはきっとある、、と思って諦めずに時間をかけて見ることが蚤の市の攻略法なのかもしれない。

今回の戦利品は、籐で編んだかご。

前から探していてなかなかいい形のが見つけられなかったのだが、巨大アンティークゾーンにはキレイで形もしっかりしたものが多かった。


このリールの古物市名物にはムール・フリッとがつきものだ。
店の前に特設テントをもうけ、そこで皆ムシャムシャとムール貝とフライドポテトを食べる

お値段はなかなか良心的。鍋一杯とフライドポテトで12.5€也。前日のブルージュより10ユーロも安いのだ!

量も多くて、食べきれないほど。

最終的には、こんな感じで「ムールをこれだけ売ったぞ!」とアピールするのだ。
こちらの画像のみwikipediaより。


土曜、日曜はホテルも超高級なところ以外すべて埋まっていたため泊まることなく自宅に帰ったのだが、一日じゃ到底見きれないサイズの古物市だ。


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2 件のコメント:

  1. ぬくたんママ2012年9月12日 10:44

    すごい規模だね!
    確かに日本のフリマを想像して行くと、規模の大きさに驚くね。籐の籠、かわいいね! いいものが見つかって良かったね~。

    前にテレビであれはフランスだったかな? 藤の籠専門店を紹介していたよ。手作りだからけっこうお高いんだけど、
    温もりのある籠がたくさん天井からぶらさがっていた。

    ガラクタの中からお宝を探す・・・・。
    そこに浪漫があるんだろうね~。
    ムール貝とフライドポテト、懐かしいよ。
    日本であんなにムール貝食べたら、高級レストランフルコース食べられるぐらいのお値段になりそうだよね。

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    1. 本当にすごい規模でびっくりした!フリマもすごいし、商店のバーゲンもすごいし、屋台もすごいし、なにより人ごみを久々に体感した!!
      籐のかごってこっちではマルシェの買い物に使ったり、ピクニックに使ったり何かと出番が多いので重宝するんだよー。手作りのって味があっていいよね。
      私、蚤の市が結構好きでパリのにも行くことがあるんだけど、綺麗に陳列されている店は高くてあまりめぼしいものが見つからないんだけど、ごちゃごちゃしたガラクタ屋さんには目を凝らすとお宝がある!と思う。。
      日本でムール貝食べたことないのだけど、そんなに高いの??というか、こういう鍋ごとスタイルで提供する店見たことがない!!流行ると思うんだけどなぁ。

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