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2012年3月2日金曜日

そうだ、ノルマンディへ行こう

一般的にパリの人がちょっとした旅行で車で海へ行く・・と言えば北大西洋に面したノルマンディのことだ。
無謀にも我々は昨年地中海まで車で行ってしまったが、それは長いバカンスを存分に満喫するため。

ノルマンディは、フランスのちょうど左肩にあたる部分。
この地方のメイン観光地は、エトルタ、ドーヴィル、オンフルール、ルーアン、ジヴェルニーなど。モンサンミッシェルは地域はノルマンディだが、ギリギリブルターニュにもかぶるところに位置している。
名産は海の幸とりんご、そしてバターや生クリームなど乳製品。
料理名に「ア・ラ・ノルマンディ」と付けば生クリームをふんだんに使ったソースを使っている。

旅の宿も確定しないまま出発。

パリから200km。最初の目的地エトルタに到着。
高速を降りると濃霧で50m先の車のランプさえ見えなかったのに、街に出たとたん霧が晴れた。

沖縄の万座毛のような奇岩。

画家モネもこの地で絵を描いています。


象の鼻の部分まで歩いて行けるので登ってみた。
海の向こうはイギリスです。。


観光客向けの海鮮レストランがたくさんあるが、街の中心のクレープスタンドでガレットを買って食べる。

このエトルタの海岸は丸石の浜。ニースと同じく「アイタタタ」といいながら浜を歩いたが
雰囲気はずっと大人しい海岸だ。夏のバカンスシーズンも海水浴客が押し寄せるようだが、海の冷たさゆえ泳ぐというよりは甲羅干しに適しているのだとか。
季節によっては浜に大量のイワシが打ち上げられるとのこと。そんなときに訪れたらラッキー。
お持ち帰りしよう。


エトルタを後にした我々は、ル・アーヴルという街に立ち寄ることにした。
一応、「世界遺産」に登録された街であり、何かあるだろう・・とガイドブックもちゃんと調べずに来てみたが、見所がわからない・・・。
※いつだったか、世界街歩きというNHKの番組で紹介されていた。
とりあえず海を見ようと海岸まで行く途中かわいらしい缶詰屋さんを発見。





お店の人に聞くと、工場直営の缶詰ショップなのでばら売りはしていないということだが、
値段も個数で割るとなかなかお手ごろ価格なので自宅用に買ってみることに。
日ごろからよく食べるサーディンの缶詰やツナ缶いろいろとオマールのスープなどなど12個入り31ユーロ。
店の人も感じがよくて熱心に説明をしてくれる店でした。
パリにお店はないけど通販もできるとのことでお得意様カードまで作ってしまった。

このル・アーヴルの街は第二次世界大戦中、ノルマンディー上陸作戦から続くアストニア作戦の艦砲射撃と空爆で破壊され、戦後「鉄筋コンクリートの巨匠」とも呼ばれた建築家オーギュスト・ペレによって再建された。そこが世界遺産になった所以です。


世界史でも習ったように、ノルマンディ上陸作戦の舞台と言われる街がこの地方に点在しています。

尚、マルセイユに次ぐ第二の港湾都市であり、この港を経由してセーヌ川をさかのぼりパリに到着する日本からの船便もあります。



次の目的地へ。

2 件のコメント:

  1. ぬくたんママ2012年3月5日 10:43

    ほんと、最初の写真沖縄みたいだね!

    缶づめもいろいろあって楽しそう♪
    寒くなかった??

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    1. 寒かったよ~。ノルマンディ天気悪いし。。
      でもエトルタは晴れていて風が冷たかったけど気持ちの良い空気でした。
      缶詰はお酒のおつまみに吟味中。
      ぶらり途中下車の旅っぽくなったよ。

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