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2011年9月10日土曜日

les vacances en France  温泉でほっこり?!

最初の目的地は高級温泉保養地と言われる「Vichy(ヴィシー)」。
ミネラル水のCMもあるくらいメジャーなところ。
パリから南に約360km、4時間弱の行程だ。

なんとなく軽井沢風なイメージで考えていて、避暑地で涼しいのかと思ったら大間違い。
暑いのなんの。パリが寒かったのでうっかり長袖着てきてしまった。

ここは温泉地であるのだけど、草津や箱根とはかなりかけ離れたものだ。
一緒なのは湯治客はジぃとバァが中心だということ。

フランスでは温泉の位置づけは「温泉治療・療養」。医師の処方箋にも「温泉治療」が存在するくらいだ。
療養所(医師・看護婦あり)やスパ付巨大ホテルに週単位以上の長期滞在して湯治をするというもの。湯治といっても山奥のひなびた温泉宿にこもって自炊生活するのとは全然違う。
基本的には「飲泉」と「エステ(温泉シャワーマッサージ)」と「プール」。
体に良いとされる成分の入った温泉水を飲んで、マッサージを受けて、最後に温泉ジャグジーに入る。夜にはそんな客たちのための「カジノ」もある。
まぁ、これを毎日続ければ「金欠病」以外の病や怪我も緩和されるはず・・・。

vichyは街の中心にいくつかの源泉がある。(ここはセレスタンの源泉)


温度はかなり高温のものから30度程度のものまでいろいろ。その成分も様々。無臭のもの、炭酸、硫黄etc.
無料公衆飲泉所があるのでそこへ試しに行ってみた。


プラスチックのコップは25サンチーム(30円弱)で購入できるが、ほとんどの人はコップやペットボトル持参。私たちも宿からコップを持参した。


celestin(セレスタン)と呼ばれる重炭酸塩はたまに買うので慣れている味。個人的には好き。天然の炭酸水ってだけで不思議な気もするけど。
次にhopital(オピタル)。これは生ぬるい。。。。うわっ、臭いが強烈過ぎてコップに口をつけられない。その他の温泉も、頑張って一口口に含んでみる。「硫黄臭玉子鉄塩」味。一体これを飲んでどんな病気に効能があるのだろうか。。

飲泉を楽しんだ後は、せっかくの機会なので温泉に入ってみることにした。


インターネットで調べても、一般客用の情報が少なかったので街で一番大きなスパに直接行って聞いてみた。
すると、半日利用で18€、ジャグジー、プール、サウナ、アスレチックジムが使用可能。水着、サンダル、バスタオル必須でプールに入る人は水泳帽必着のこと。
水着は持ってきていたので、早速サンダルだけ買いに出かけた。

利用客はあまりおらず、妙齢の方ばかり。サウナ、温泉ジャグジーを繰り返してよく冷えたcelestin(天然炭酸水)を飲み、ダラダラと過ごす。
日本のスーパー銭湯に慣れている身としては、ジャグジーが1個、サウナが2種類では割高感があった。


名物にうまいものなし?!

vichy名物は「ハッカ飴」と「ヴィシソワーズ(冷製ポタージュ)」。
ここのハッカあめは、強烈なハッカというより、少しラムネに近い感じもする。宿のマダムがくれたのが美味しかった。ヴィシソワーズというポタージュは日本でも飲んだことがある。vichy出身のシェフが考案した料理だとのこと。へぇ、知らなかった~
ここオーベルニュ地方は「ロックフォール」と呼ばれる青かびのチーズも名産。


食べれないこともないけど、、食べ切れませんでした。

2 件のコメント:

  1. ぬくたんママ2011年9月12日 15:01

    やっぱりボリュームがあるね。
    ヴィシソワーズ発祥の地なんだね~。
    スイスに行った時に、温泉は入れたら入りたいなと
    思ってたけど、結局行かなかったから、いつかまた
    海外行った時に挑戦してみたい。
    でも、外国人が日本の温泉に入る方がよっぽど勇気がいるね。  裸だもんね・・・・。

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  2. ちゃおまろ2011年9月12日 20:24

    このサラダは「オーベルニュ風サラダ」と言って、名物のロックフォールチーズがたくさん乗ってます。(写真手前)このチーズは独特のカビ臭と塩辛さがあって多量には食べられないよ。。
    ヨーロッパの温泉ってゆっくり肩まで浸かるって感じじゃなくて、水着を着てスパを楽しむって感じ。ドイツでもそうだったよ。次ヨーロッパへ来る機会があればぜひお試しを。
    日本の温泉はハードルが高いね!!これは本当に!!外国人からしたら武勇伝並みだよね。

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