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2011年9月27日火曜日

les vacances en France 美食の首都 ディジョン

カシスの工場のあるニュイ・サン・ジョルジュからブルゴーニュ地方の県庁所在地ディジョンDijonへ。
高速道路で行けばあっという間だが、ここはあえて下道を選択。

なぜか?それは世界に名だたるワインのブドウ畑を通るからなのだ。
その名も「Route des grands crus」日本語では「特級畑街道」といったところだろう。
ロマネコンティを産出するヴォーヌ・ロマネ村はじめ、ミュジニーとか、シャンベルタンとか次々と銘ワインを産出する村々が続き、目はすでに「€」マーク状態。
ある意味、この旅で一番エキサイティングなドライヴだったかもしれない。

そんな楽しいドライヴはあっという間。ディジョンに近くなると大工事中で道のあちこちが閉鎖。。カーナビもほとんど役に立たなくなる。リヨンからストラスブールまでの直通TGVを走らせる計画があり、新しい線路を建設中のためぐるりぐるぐる迷いに迷って中心部へやっと到着。

ずいぶん前に一人でDijonに来たことがあるので今回私は2回目の滞在。
前回はTGVで来たので駐車スペースのことなど考えもしなかったが、どこの町でもそうだったが、路上に空きスペースを探すのは一苦労。Payant(路上有料スペース)と書いてある場所に停めないと短時間でさえ駐禁、酷い場合にはレッカーされる。(パリにてどちらも経験済み)

さて、前回はツーリストオフィス主催の「歩いてdijon発見するツアー」に一人参加したので、街のことはなんとなく思い出してきた。
ふくろうの町ディジョン。右手に金属のもの、左手でこのふくろうをさすると幸せになれるといわれている。


町の中心はコロンバスと呼ばれる木組みの家もチラホラのこり、修道院など重要建築の屋根は独特のモザイク模様である。


ブルゴーニュ地方では小さな村でも教会などはこのモザイク屋根のところがよく見られる。
土産を買う店も決まっている。今回は前回行かなかったところへ行ってみよう。。

「ブルゴーニュ生活博物館」※無料
ブルゴーニュの人々の昔の暮らしをジオラマで展示。ブルゴーニュの民族衣装から結婚式などの行事などをマネキンつきで紹介。マネキンがリアルすぎてある意味怖い。

感心したのは、19世紀後半から20世紀初頭にかけての商店街がかなり忠実に再現されていて中に入れるのだ。
薬局
お菓子屋さん
時計屋さん


ブルゴーニュ地方はワインで儲けている財政が潤っているためなのか、
博物館、美術館の類は特別展以外ほぼ無料。

街をぶらぶらと散歩。お目当てのお菓子屋さんで「pain d'epice」パン・デピスと呼ばれる香辛料入りの焼き菓子を買う。いろいろ試したけどやっぱりここのが一番美味しい。
http://www.rosedevergy.com/

ディジョンで忘れてならないのは「マスタード」
MAILLEマイユのマスタードは日本でも超有名。今やイオンにだってフツーに置いてある。
http://www.maille.com/
本店はディジョン。前回の歩いて発見ツアーでも試食に立ち寄ったので、今回はパス。パリにもブティックあるし。。スーパーでも買えるし。
今回は違うメーカーのカシス・マスタードを購入。

ディジョンはそんなに大きくない街なので半日あれば十分。夕食までまったりとカフェで過ごす。

夕食に食べたいものはもちろん「ブッフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮混みブルゴーニュ風)」と「エスカルゴ」。
エスカルゴはブルゴーニュの名物品。ぶどうの葉っぱを食べさせて育てるのだ。
しかし、今やブルゴーニュ産のものは超高級となりつつある。パリやその他地方で食べられる値段の高くないものは東欧諸国、アラブ、そして中国産のものがほとんどで、フランス産のものさえ貴重だ。

一人で訪れたときに、値段もさほど高くなく美味しいレストランに入ったので、今回もそこへ行こうとしたら店がない。。結構賑わっていたと思うのだけど、3年以上も前のこと。オーナーが変わったのか・・。残念。
ガイドブックも持たず、口コミサイトも見てこなかったので適当に目星をつけてビストロに入ってみた。

地方料理専門という店ではないので、一般的なメニュが多いが、ここはあえて
「ブッフ・ブルギニョン」と「エスカルゴ」を頼む。
前菜の「エスカルゴ」
殻がない!上品に小器にいれなくていいのに!


給食みたい・・「ブッフ・ブルギニョン」

私はフツーの「牛肉のヒレステーキ」

何か、こう今ひとつパッとしない。。期待しすぎたのかな。
エスカルゴもブッフ・ブルギニョンも家に帰ったら食べようとリベンジを誓った。

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